娘、11才。
当時そんなしゃれた言葉はありませんでしたが、
今振り返って思えば、
娘の乳幼児期はきっとワンオペ育児とやらだったと思います。
旦那さんは居ても仕事で夜遅く土日もない、
その内離婚して出ていって影さえもなくなり、
私は家事と育児と仕事をフル回転でこなし、
毎日毎日娘とだけ向き合って生きていました。
唯一の救いはパートだったので仕事時間が短く、
心の余裕がありました。
・・・まぁ、
おかげで懐の余裕は一切なく、
どちらかと言えば経済的な不安に精神を削られていましたが笑。
面白い事に、当時それを辛いと思った事がありませんでした。
ってかそんな事を思う心の余裕もありませんでした。
それに私はなんだか逆境にこそ燃えるタイプのようで、
「うぉぉぉぉぉ!!!! 」
と言う変てこな闘志に沸いていました・笑。
この子を守れるのは私しかいない!!!
そもそも、
結婚してても一人で家事育児をしていたし、
離婚してからも生活は全く変わらず。
むしろ「旦那さんに気を遣う」という一手間がなくなった事で、
精神的にはとても楽になっていました。
先行きを考えて不安になれる程、
「将来」を考えるヒマもなかったのでしょう。
とにかく「今」と「明日」。
それだけを必死になって乗り越えていました。
「子育てってそういうもの」だと思っていたんですよね。
元体育会系の私。
苦労は買ってでもしろ!!
の根性がしみついて随分と幸薄いオンナです。。。orz
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さぁ。
私には現在3才になる甥っ子がいるのですが、
義姉の育児を見ていると、
あまりの違いに衝撃を受けます!Σ( ̄□ ̄;)
姉夫婦は新築一戸建てで、
綺麗でぴかぴかの家に家族仲良く住み、
比較的時間に自由な旦那さんと、
イヤイヤ期真っ盛りの子供を、
「あらあらぁー」
なんて呑気な様子で温かく許容してやり、
毎週末、新車で色んな所に遊びに出掛け、
義姉はフルタイムで働きつつも病気だ熱だ、旅行だなんだで気ままに有休を取る。
義父母と二世帯住宅で同居ではあるけれど、
子育てには全く口を挟まず、
保育園のお迎えやお出掛け時の子守やそういった諸々を請け負ってくれたりもする。
そうか、
子育てってこういうことを言うのか!!!!
ガ━━(゚д゚;)━━ン!!
あまりに私とかけ離れた現実に、ショックを受けました。
一番衝撃的だったのがお風呂。
義姉は先にお風呂に入り、自分の事を全部済ませる。
それまで甥っ子はジジババが面倒をみてくれている。
全てが済むと甥っ子はジジババに洋服を脱がしてもらいながらお風呂場に飛び込んでいく。
ひとしきりお風呂に入り終わった甥っ子はそのまま再びジジババの元に届けられ、
バスタオルで身体を拭いてもらい、
パジャマを着せてもらう。
義姉はその後お風呂の片付けやその後の事をやり出てくる。
出てきた頃には湯上り甥っ子は完成形。
えぇぇぇぇぇ!!!!!
そうなの?
お風呂ってそうやって入るものなの?!
ナニーッ!! Σ(゚口゚;).
当時の私のお風呂をなめちゃいけない。
まず外で待機してくれる人など誰も居らぬから、
自分は素っ裸で娘の洋服を脱がして、
抱っこしてお風呂場まで連れて行く。
勿論私に身体など洗っている時間などない。
3歳にもなれば湯船に立たせておく事が出来とても楽になったけれど、
まだはいはいをしていた頃は本当に大変で、
娘だけを洗い、
バスタオルを取る僅かな間だけスポンジ状になっているシートの上に寝かせ、
自身はビショビショのまま娘に肌着を着せ、
白湯を飲ませ、
ベビーベッドに寝かせる。
一度バスタオルを脱衣所に用意をするのを忘れた時は悲惨だった。
風呂場に娘を残すのが非常に不安だったから、
「急がなくちゃ!!! 」
と濡れた身体で全速力で脱衣所に躍り出たら、
勢い滑ってスッ転んだッ!!!!
∑(_□_;)ii ゴゴーン
素っ裸でズルッと転んで、
そんな自分が滑稽で思わず大爆笑したのだけれど、
その笑いを共有してくれる人などおらず・・・・。
打ち付けた腰をさすりながら脱衣所をのろのろと抜けてバスタオルを取りにいった。。。。
このやるせなさよ。。。。
勿論お風呂上がり後も娘を見てくれる人など皆無だから、
私は娘のいる寝室から泣き声が聞こえてこないかと耳をそばだてながら全速力で髪の毛と身体を洗い、
カラスの行水もびっくりな速さでお風呂から出る。
そんな毎日。
大変じゃなかったとは言わない。
辛くなかったか・・・?
うーん、たまには辛く感じる時もあったかもしれない。
前述した素っ裸でスッ転んだ事件や、
焦ってて娘を湯船に落っことしちゃってゲホゲホさせてしまったり、
まぁ色々あったぁよ。
えぇ。
実は抱き上げようとした手が滑り、
娘を湯船にドボンと落っことしてしまった事があるのだよ。
これ虐待かな。。。。
故意じゃなかったら、許してくれるかな。。。
勿論わざとじゃないよ!!
許して、娘よ><
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そうこうして、
11歳の娘は誰にも負けない位物凄く元気に成長したよ!
ワンオペ育児で辛くて子供に当たったり、
危ないっていっくら言ってもわかってくれずに思わず強く腕を引いてしまって泣かせたり、
「なんでよ!! 」
「もう!!! 」
って沢山思って生きてきた。
義姉には義姉なりのガマンや苦労があると思うけど、
でもきっと、
私がワンオペ育児で感じたような想いを、
私よりは感じずに子育てをしているのだと思う。
幸せな事だ!!
何よりだよ!
所詮は家庭環境も、
経済状況も、
貧相なうちとは比べ物にならない。
まぁでもね、
私にしか言えない事が1つだけあるんだ。
ワンオペ育児をしてきた人にしか言えないたった1つの言葉。
それが、
娘が元気に育った一番の功労者は私です!
って言葉^^
色んな人に助けて貰いながら、
孤軍奮闘して、
色々悩んで色んな事があって、
それでもちゃんと娘を育てた。
ワンオペ育児だから、
だからこそ誰にも気兼ねなく言う事が出来るんだと思う。
素っ裸でスッ転んだ事件も、
お風呂に娘を落っことしちゃった事件も、
我が家に沢山詰まった思い出の1つ。
「ホント、Roroちゃんって凄いよね! 」
って、
そのエピソードを語れば褒めてくれる義姉がいて、
(仲良しなんだよ! とても良い人なの。信じてね>< )
沢山笑ってくれる兄家族と甥っ子と娘。
うちには語れるエピソードが山ほどあって。
そんなエピソードの絶えない山あり谷ありの娘とたった二人の家族^^
その自負だけは、
誰にも譲らなくて済むのがワンオペ育児の特権だと思います!
今、凄く辛い気持ちでワンオペ育児をしている人がいるかもしれない。
どうして自分だけ・・・。
なんで誰も助けてくれないの。
そう悩んで苦しんでるママさんがどこかにいるかもしれない。
そんな人に言いたい。
Roroも同じだよ。
その気持ち、理解するよ!!!
勿論、色んな人に助けて貰える事は大事だし、
出来れば声を出して協力を願って欲しい。
でも。
絶望的な気分になった時は、
Roroのこの笑えるエピソードを思い出してくれたらなって思います。
今は辛くても、
いつかその子が大きくなったら、
その1つ1つは面白おかしく笑えるエピソードになるよ。
子供にイライラしちゃダメとか、
イヤイヤを許容出来ない自分はダメな親だとか、
そんな事ないからね。
どうかどうか。
少しでもワンオペ育児が「辛い」ものだと言う気持ちが払拭出来ますように!
子育てを楽しんでくれる人が増えますように!!
私は本気でそう願っています☆
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