前年度にもお話しましたが、大切な事なので今年もお話する事にしました^^
「もう知ってるし、大丈夫だよ! 」
って人はスルーして下さいね。
去年の記事→(春に残業をすると損をする?! 知って得する社会保険講座♪)
さて。
企業に勤めている方が一定条件の下で加入している社会保険。
健康保険とか厚生年金とかで毎月結構な額を徴収されていくアレですね。
その保険料ってどうやって決めているのか、疑問に思った事はありませんか??
保険料は収入の額に応じて段階的に決められており、最初は給与の提示や就労時間×時給などで算出し、
「これ位の月収だろう」
と予測して保険料を決めていきます。
ところが。
毎年昇給したり、家族が増えて家族手当が増額されたり、色々月収にも変動が出てきますよね。
10年間同じ場所で働き続けている方が、10年の間全く同額の給与なんて言う事はまずありえないでしょう。
じゃぁ社会保険はどうやっているのか・・・・?
実は年に1度。
その保険額で正しいかどうか、チェックされているのです!!!!
そのチェックが小難しい言葉で言うと「算定基礎」と呼ばれている手続きになります。
でも・・・。
「算定基礎」ってなんぞや・・・?
これからそれについて簡単にご説明したいと思います^^
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春に残業をすると損になる・・・? 算定基礎のカラクリ
算定基礎は、働いている皆さんの4月から6月までの3か月分のお給料を確認して、
「本当に保険料がその金額で正しいのか」
を再チェックする作業になります。
保険料は「月額報酬表」と言うのに則って徴収されており、収入に応じて段階的に上がっていきます。
↓
健康保険料なら、月に21万~23万程度貰っている人は月額22万と算定され(①)、保険料は40才未満の人だと11,110円(②)、40才以上の人だと12,837円(③)と言う事になります。
ここで気をつけたいのはその「報酬」の対象。
実は所得税と違い、社会保険は基本給や手当てだけでなく、交通費や残業代、休日出勤など全てのお金が加算されてしまうのです。
つまり4月~6月の給料で残業が多かったり、休日出勤手当や臨時手当が多く支給されたりすると高い月額にされてしまうよって事なんですね。。。。。
そうは言っても4月~6月に残業を0にする事が難しい職業の方もいるかもしれません。
かくいう私の仕事も総務・経理なので、年度末は1年で最も忙しくなかなか残業せずに帰ると言う事は不可能です><
でも知っているのと知らないのでは全然違う。
知っていれば、休日出勤は手当てではなく代休で貰ったり、せめて月額が上がらない範囲での残業代支給にとどめられないか事前に計算したりする事が出来ます。
(あまりにも増減が激しい場合は別途申し出る事で1年分の報酬で計算してくれる特例もあります。諸条件があり、その条件が結構厳しいので私は該当しませんが、どうしても納得出来ない場合はご自分の会社の総務の方にご相談下さいね^^)
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まとめ
勿論月額が高いと言う事は、納めている保険料が多いと言う事で、これはデメリットばかりではありません。
例えば将来受け取る年金額は多少なりとも増えるでしょうし、傷病手当金なんかを受け取る事になった際は低いままの月額よりは高い金額が支払われます。
でも、毎日生活する事が第一優先だとは思うので、
「日々の保険料は少しでも安い方がいいんだよ! 」
と思っている人は、4月~6月のお給料を大きく変動させない方が良いかと思います♪
今日はそんなお話でした☆
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