幼稚園生だった頃、
娘に
「いもうとがほしい! 」
と言われた。
Σ( ̄□ ̄;)ガーン
まさかまさかまさか。
娘が弟妹を欲しがる日が来るなんて、、、
あたしには青天の霹靂だった。
なぜなら娘はとても甘えん坊なタチで、
小さい子のお世話とかにあまり興味がなかったからだ。
てきぱきしたしっかりした子は往々にしてお姉ちゃんになりたい願望を抱き、
そう言って来る事もあると知っていたが、
おおよそ娘はそんなタイプではない。
どちらかといえばお世話されたがり、
てきぱきした子の後ろでぬくぬくとしていたい子なのだ。
が。
娘には娘なりの想いがあったみたいで、
近しい友達のママのお腹に新しい命が芽生え、
事有る毎にその子が「お姉ちゃん」である事を嬉しそうに報告するもんだから、
なんだか羨ましくなってしまったんだそうだ。
Sponsored Link
うーん。。。
お姉ちゃんなんてそんなにいいもんじゃないんだけどなぁ。。。。
兄弟がいる私としては、
兄弟がいるが故のわずらわしさ、
めんどくささしか浮かばない。
おやつは半分こだし、
一人だけおばあちゃんからお小遣いを貰うと怒られるし、
悪い事は連帯責任だし。。。。
一人っ子の気ままさの方がどれだけ貴重か!
私は娘に自分がいかに幸せな境遇にいるを伝えてやりたかった。
ところが、
娘の近くにそのような関係の子達がいればまだ説明もしやすかったのだけど、
娘の周りには妹の面倒をとてもよく見る良いお姉ちゃんしかいないじゃないか!!!
ガ━━(゚д゚;)━━ン!!
そりゃそうだ。
妹のように手がかかる娘と仲良くしてくれるんだ。
面倒見の良いおねえちゃんタイプしか近寄れないだろうよ。
盲点だった。
娘の友達には「理想のお姉さん」しかおらず、
その「理想のお姉さん」が、
「妹ってかわいいよね! 」
って話をしているのだ。
そりゃ単純な娘には「いいなぁ」と思う要素しかない!
いくら私が口で、
「おやつは半分こなんだよ」
って言っても、
実際分け与えてガマンした事のない娘は、
「いいよ。いもうとにあげられるもん」
というし、
「面倒見なくちゃいけないから好きなことできないんだよ」
と言っても、
「うん! いもうとのためならガマンできるもん」
と言う。
元々パパのいない我が家に弟妹は有り得ないのだと事実を突きつけても結局それがどうしてだか説明する事もできないし、
あんまり「お姉ちゃん」に対するマイナスイメージを植えつけ過ぎて、
弟妹が出来るママ友さん宅の子に吹聴されても困る。
困った。。。。
そこで、ちょっとした妙案が浮かんだ!
「あのね、妹についてママは凄く真剣に考えてみたんだよ」
「うん」
おもむろに抱き締めて話す。
娘、きょとん。
「ママは貴方が大好きなの」
「うん(しってるよ)」
ぎゅー。
「この世で一番大好きなの」
「うん(しってるってば)」
ぎゅー!
「世界中どこを探しても、きっとママは貴方より好きになれる子はいないと思うの」
「うん(だからしってるってば! )」
ぎゅー!!!!!!
「でもさー・・・妹ちゃんが生まれたら、妹ちゃんの事も愛さなくちゃいけないじゃん?? 」
ママ、
貴方が好き過ぎて、
妹ちゃんの事を貴方みたいに好きになってあげられるか心配だなぁ。。。。
Sponsored Link
「・・・」
これは効果てき面だった!
「え? え・・・・エヘ、エヘヘ・・・」
とにやけた笑いでその話が収束し、
ママがわたしのこと大好きすぎちゃうから、
うちには妹がいないんだ。
っという(納得にもならない)納得で話が終わった笑。
以降も何度か「妹が欲しいなぁ~」とは言われたものの、
「だめだめ! ママはそんなに器用じゃないのよ。大好きな娘は貴方だけで十分! 」
と言ってやり、
ぎゅって抱き締めてやれば話は終わった。
段々そう言われたいが為に言ってきてない?
と若干うざったい感情も芽生えてしまったけれど、
どうにかこうにかうまくその波を切り抜けたのでした。
いかがでしょうか。
安易に弟妹を欲しがる一人っ子を抱えたママさん、
この作戦ならみんなの気持ちを満足させた上で無理な事実を押し通すことができます!
是非、活用してみてくださいね笑。
力強いシングルママさんが沢山居ますよ^^ ↓