マイホームが欲しい!
そう思うシングルマザーさんは世の中にどれ位いるでしょうか。
年収とか、年齢とか、社会的地位とか、色んな事を考えて諦めようとしてる人は沢山いるんじゃないかなと推測します。
でもね。
私が最初にマイホーム購入を口にした時、実は非課税世帯だったんですよ! 笑。
多分、年収150万とかその辺だったんじゃないなぁ。
シングルマザー、低収入・・・そんな身の上でマイホームを購入する事。
大変じゃなかったとは言いませんが、それでもどうにかこうにかマイホーム購入を実現する事が出来ました。
今日はそんな私の紆余曲折を話せたらと思います^^
まずは、一番最初のスタートから!
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新築2500万のマンションを内覧に行った無謀なシングルマザー
当時、実家で
「マンションでも買おうかな」
と言ったら、家族中から大笑いされました。
今思い返してみると家族の気持ちも理解出来るのですが、当時自分でも買えると信じて止まなかったRoroは家中から鼻で笑われた事にムッとし、
「失礼な人たちだわ! 」
とぷんぷんしていました・笑。
折しもRoroの住んでいるオンボロアパートの近所に新築マンションが建設中で、そこの一番狭い部屋の価格設定が2500万だったわけです。
勿論私も3000万台の新築マンション(この地域のファミリータイプの分譲マンションの相場が3980万~4500万位でした)が手に入るとは思ってませんでしたよ?
でも2500万位ならなんとかなるんじゃないかなぁって、ぶっちゃけ思ってました。
だって世の中にRoroと同じ位の年収の人は沢山いるわけでしょう?
(シングルマザーの平均年収は200万前後、ご夫婦が揃っているご家庭でも年収350万程の家庭は多い、と何かの統計を見ていました)
その人達がマイホームを買えないなら、不動産屋さんは売る相手がいなくなっちゃうじゃない!
世の中の「相場」というようなものがまるっきりわかっていなかったRoroは、自分が「低収入シングルマザー」と呼ばれる立場にいるとわかってはいても、それでもマイホームは買えると本気で思っていたわけなんですよね。
だから、とりあえずまぁ、
2500万位なら手頃かな?
と内覧の予約をとったわけです。
モデルルームに居た営業さんはにこやかでとても親切でした。
綺麗なモデルルーム内で、まずはアンケート用紙に色々記入していきます。
良い匂いと心地よい音楽の流れる空間。
Roroには紅茶、子供にはオレンジジュースを出してくれ、気分が凄く上がったのを覚えています。
そしてアンケート用紙を見ながら、
「ご家族の援助とかがあるの? 」
とか、
「副収入があるとのことですが、どんな内容ですか? 」
みたいな事を聞いてきました。
勿論、家族親族からの援助や贈与の見込みは皆無、副業と言ってもいつもおすすめしてるポイントサイトやライティング記事の収入で、年間10万いくかいかないか程度です。
(日々の副収入についてはコチラをご覧下さい)
営業さんはおそらく株やFXのようなまとまった資金を尋ねていたんでしょうが、Roroはそんな事にも全く気づかない状態でした。
知らないって恐ろしいですね・苦笑。
そして無知故に、その時はなんとも思っていませんでした。。。
そんな状態で、営業さんからしたら単なる「冷やかし」以外の何者でもないRoroに、
「じゃぁ、マンションってどんな感じなのかちょっと見てみましょう」
と内覧させてくれました。
ふかふかのスリッパを履いて、テレビドラマに出てくるような夢のような数々のモデルルーム内を案内してくれる。
営業さんのお話ではこの時点で2500万の部屋は既に売れてしまっているとの事でしたが、2500万、3980万、4500万の順にモデルルームを案内してくれました。
当然と言えば当然ですが、2500万の部屋よりも3980万の部屋の方が広いし素敵、そして3980万の部屋よりも4500万の部屋の方が広くて素敵でした。
「こうやって内覧していると4500万までは手が届かないにしても、3980万レベルの部屋には住みたいなぁって思っちゃいますね」
みたいな図々しい発言をした記憶があります・笑。
それを受けても、営業さんはにこやかに笑っていました。
今思えば凄く優しい反応だったなとわかります笑。
その後の中古マンション内覧録はもっとシビアで現実的でしたから(ToT)
ですが、内覧を終えたRoroの感想としては
「新築マンションって言っても、こんなもんなんだな」
と言う感じでした。
買えもしないのに申し訳ない反応ですが、多分、私の一世一代の買い物でそんな金額を払う対価としては、もっともっと素晴らしくなくてはダメなんだと思っていたんだと思います。
もっと広くて、もっと見晴らしが良くて、もっと住環境が充実している。
例えば集会室を定期的に借りてママ友とランチパーティーが出来るとか、
リビングは子供達が集まって走り回れるほど広い、とか。
ママ友宅へ伺うとそんな風にもてなしてくれる方が多かったので、
「この辺でマイホームを購入するということはそういうことが出来る」
と勝手に考えていたんです。
そのママ友達のグレードが高いんだという事にてんで気付いていませんでした。
Roroは自分自身への期待値が、高過ぎたんですね。
その事にも気付いていない私は、後で物凄く辛い現実を突きつけられるのですが、それはまた順を追ってお話ししたいと思います。
そうこうして一通り内覧が終わると、普通に来場者特典の商品券を差し出されました。
数千円分のギフトカードでした。
「えっと、希望していたマンションは売れてしまっているので・・・ごにょごにょ」
私には買えないと思います。
というような事を伝えたかったのですが、
(当時は本気でそう思ってましたが、現実はそもそも2500万のマンションも買えないのです・苦笑)
「わざわざお越しくださったわけですから、当然ですよ」
営業さんはにこやかな笑顔と一緒に受け取らせてくれました。
心地よい空間で将来の事に夢を馳せる時間を過ごしながら、最後に謝礼まで貰える!
内覧って凄く素敵な時間なんだ。
Roroはすっかりそう思い込んでしまいました。
そして同時に、年収や身の上を話した上でそういうおもてなしをしてくれた営業さんの姿勢を見て、
「なんだ! 新築3980万は無理かもしれないけど、2500万はありえない話じゃないんだ。だったら2000万位の中古マンションを考えたら、Roroでもいけそうじゃない? 」
そう思ってしまいました。
具体的な購入の話やローンの話など、終始一貫して全くされなかった事を考えると、本当に冷やかしにきただけと思われていたのは明白なのですが、単純に2500万の部屋が売れちゃったんだから仕方ないかなと気にも留めていませんでした。
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まとめ
この経験は今から5年前、平成25年の出来事です。
今思うと無知極まりない行動ではありますが、でも思い立ったらまずは自分で動いてみるって実は結構大切なのかなと思います。
沢山壁にぶつかって、失敗もして、ようやくマイホームを購入するってこういうことなんだってわかったわけですから。
思い悩んでる人がいたら、失敗を恐れないで動いてみてくださいね!
沢山の恥や失敗の中に活路はあります。
私の失敗談はまだまだ続きますので、良かったらまた遊びに来てください♪
続編を更新しました→(【シングルマザーのマンション購入記・2】不動産営業に「そんな事道端で聞くか?! 」という質問をされた時の話)
力強いシングルママさんが沢山居ますよ^^ ↓