みなさんこんにちは、Roroです。
シングルマザーですが、保護猫を引き取りたい!!
実際に保護猫を引き取るってどんな感じなのかをリアルに綴ってみたいと言う思いでスタートさせた「保護猫お迎え物語」。
保護猫と言っても団体さんによって規約はまちまちですし、あくまで「Roro家の場合」と言うスタンスでお読み頂ければと思います。
前回迄のお話はこちら↓
保護猫を引き取ろう! と思った経緯について話しています。
「保護猫団体」に圧倒されるお話。
少しずつ保護猫をお迎えする為に動き出すお話。
保護猫ボランティアさんとお話しました。
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保護猫お迎え物語〜シングルマザーRoro家の場合〜
保護猫ボランティア、Mさんがご紹介くださった保護猫をきちんと大切に育てられるか不安になっていたRoro。
今は地域猫として生活をしているとの事なので、その地域まで会いに行ってみる事にしました。
保護猫に会いに行く
Roroにどうかとおすすめしてくれた保護猫は、正確にはまだ「保護猫」となっておらず、地域猫として生活しているとの事でした。
生後半年程との事で、成猫のさくら猫と二匹で行動をしているとの事です。
猫は本当の親子ではなくても、親子で生活する事がままあるそうですね。
今回のケースがそれに該当するとの事で、親猫の方はすでにそのお宅に出入りするようになった時点でさくら耳だったとの事。
その為、捕獲対象とはなっていないとの事でした。
(猫は自分で自分の身体の事を伝える事が出来ませんから、さくら耳の目印はこういう時に非常に有効です。さくら耳をしていない場合、またメスを入れられてしまう危険が伴います)
仔猫はこのまま大きくなってしまうと繁殖して不幸な猫が増えてしまう可能性がある為、今回捕獲して不妊手術をする予定との事でした。
その際、Roroが引き取ると言えば飼い猫に、引き取らないと言えばさくら猫として生活するとの事でした。
この子の名前を「みづき」とします。
みづきをお世話してくれている方をSさんとします。
Sさんがご飯をあげる時間に合わせて、みづきに会いに行きました。
Sさんは非常に優しい方で、すぐにRoroと子供に気付いてくれ声をかけてくれました。
「お申し出、ありがとうございました」
と深々お礼まで・・・。
「うちで飼ってあげたいのですが、既にうちにも数匹の猫がおりまして、どうにもお世話するのが難しいんですよ・・・」
Sさんは言いました。
Mさんも数匹ご自宅で飼われていると聞いています。
保護猫活動をされている方は既にご自身では手一杯の猫を保護されている方が多いんだなぁと言う印象を受けました。
さぁ、みづきとご対面です!
Sさんがご飯を片手に餌場に近付くと、みづきとみづき母が一斉にこちらを振り向きました。
その一挙手一投足があんまりにも同じで、Roroは子供と二人で笑ってしまいました。
物凄く愛らしい親子でした。
Sさんがトレイに餌を入れようと屈むと、二匹はぴゅっとその場から物凄い勢いで離れました。
しかしみづきはトレイに沢山入った餌の誘惑に勝てず、怖がりながらもすぐに近付いてきてトレイに顔をつっこみます。
みづき母は、じっとその様子を一定距離を保ったままで見つめていました。
「可愛いですね。お写真で見ただけで飼うと決断出来ずにここまで来てしまいましたが、そんな心配は杞憂で終わりそうです」
Roroは言いました。
「それは良かったです。でもゆっくり考えて下さって構いませんよ」
とSさんは優しく答えてくれました。
ひそひそ話でSさんとお話している内に、みづきはあっと言う間に自分のトレイを空にしました。
それから、みづき母のトレイに首を突っ込みます。
「あ! 」
思わず声を上げると、
「いつもそうなんですよ」
とSさんは笑いました。
いつもみづきがお腹いっぱいになってから、今度はみづき母の分を給餌してあげているんだとSさんはおっしゃいました。
Sさんは毎日朝と晩、同じ時間に給餌をやる為にここに来て、そしてみづきやみづき母が食べ散らかした分をキレイに掃除しているのだと言います。
生き物ですから、土日祝日関係ないですよね。
雨でも雪でも台風でもそれは行い、その上でこの子達の排泄物が他の方の家や公園を汚さないように気を配り、この子達が繁殖して更に近隣トラブルを増やさないように活動している。
そんな活動の果てに、更にRoroみたいな人たちへ、
「飼おうと思ってくれてありがとう」
と感謝を伝える。
頭の下がる想いでした。
共存していくために必要な事だとわかってはいるのですが、Roroはどこかで
「猫達が望んでも居ないのに勝手に不妊手術や去勢手術を行うという事」
に罪悪感めいた感情を隠し切れませんでした。
更にこの活動はある意味で人間の業ではないのかとRoroは考えてしまうこともありました。
けれど、ではその猫達の本能に従って増え続けた仔猫は結局民家を荒らし、今度はせっかく生まれてきたこの生命を人間が断ち切らなければならなくなる。
Roroの考えは、
「生まれてきてありがとう」
と言えない環境に命を迎えて、持て余したら処分すると言う末路に導きかねないと言う危険性を伴ったものなのだとも考えました。
どっちに転んでも、人間が人間である限り、これは「業」なのですよね。
MさんやSさんはその業を自ら進んで引き受けて、責任を負おうと行動している。
この行動を目の辺りにし、Roroは改めて尊敬の念を抱きました。
保護猫団体の活動はテレビや雑誌、ネットで頻繁に取り沙汰されているので知らないわけではありません。
けれどそれを実際の生身の方から垣間見た事で、改めてその行動の責任感に、胸を打たれたRoroなのでした。
Roroはその晩、Mさんに
「みづきを引き取りたいと思います」
と連絡致しました。
Mさんからの予想外の返事
みづきを引き取ると意思表明してからのMさんのお返事は想像を越えたものでした。
それは、
「みづき母も一緒に引き取る事は可能ですか? 」
と言うものだったのです。
あんなに睦まじい2匹を引き離すのが忍びなく、出来れば親子で引き取ってくれたらありがたいと言う申し出を受けたとの事でした。
Roroもそれは感じていました。
みづきを可愛がれるかと言う不安は払拭されましたが、みづきを引き取ったらみづき母はひとりぼっちになっちゃうなぁと思っていたのです。
それに、我が家はRoroと子供の2人家族です。
在宅勤務が始まり、在宅率は非常に多くなりましたが、それでも家でみづき一人が留守番する機会がないわけではありません。
そんな時、一緒にいてくれるもう一匹の猫の存在は、お互いにとってとてもありがたいものになるでしょう。
多頭飼いは初めてでしたが、MさんもSさんも大先輩としてRoroの色々な疑問に答えてくれました。
「親子で引き取ります」
こちらはそう悩む事なく、すっと答えが出たのでした。
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最後に・・・
勿論、みづきだけを引き取ることも可能でしたし、Mさんも無理強いして来たりはしませんでした。
「多頭飼い」が出来なければ引き取れない、と言うケースではなかったので、念の為こちらに明記しておきます。
次はいよいよ保護に向けて動き出します!
続編を更新致しました♪
力強いシングルママさんが沢山居ますよ^^ ↓