シングルマザーが家を買ったお話

【シングルマザーのマンション購入記・28】マイホーム購入計画、何度目かの再始動

投稿日:26/10/2019 更新日:

これは、貧乏母子家庭である私、Roroが四苦八苦して中古マンションを購入した体験記です。

最初から読みたい方はコチラからどうぞ。

 

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目標を達成するまでは、何度へこたれたって「また動き出すッ! 」

その年の4月に会社の体制が少し変わり、私はもう少しだけお仕事を任されるようになりました。

それを期に年収もとんとんとアップし、その時の給料提示は320万。

 

以前マイホーム購入を考えて奔走していた時の年収が210万くらいだから、そろそろマイホームを考えても良いのではないか?

 

私は再びそう思い始めたのです。

今まで記してきたあの紆余曲折から、月日は2年ほど経っておりました。

 

 

 

 

私はそれまでにも毎週不動産屋さんの情報をチェックしていました。

この地区では大体どれ位の築年数のマンションがどれ位の値段で売り出されるか。

過去にそのマンションの何階がいくらで売りに出されていたか。

 

この2年の間に、私はそれらを諳んじられる程になっていました。

買い物に出ると無意識に「売り出し中」の立て看板を目で探していましたし、マンションが目に入れば、

「築○年、△階がいくらで売りに出されてた事あり」

と頭の中に浮かぶような毎日でした。

 

 

 

そんな私が毎週恒例の不動産屋さんのネットで収集した情報によると、今住んでいる家から徒歩10分の所のマンションが売りに出されているとの事でした。

 

それを見た時、私は

「これだ! 」

と思ったのです。

 

築年数は20年。

オートロックという子供の希望も叶えられ、学区も変える必要はありませんでした。

 

私は早速それを扱っている不動産屋さんに電話を掛けました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、だけど本当の所は、すぐには掛けられませんでした。

 

 

 

 

不動産は巡り合わせ。

早い方がいいと言うことは十分わかっていました。

 

でもいざかけようと思うと、2年前にされた色々な感情が私の心を覆いました。

 

また嘲笑されたら?

また門前払いをされたら?

嫌な顔をされたら?

 

 

そんなもの、そしたらまた別の所に電話して私のマイホームを探してくれる人を見つければいいだけじゃないか。

そう自分自身に言い聞かせましたが、やっぱりいくら突っぱねても人に嘲笑されたり門前払いをされるというものは気持ちの良いものではない。

 

歓迎されないのは、誰だって嫌ですよね。

あぁ、2年前の私って、本当は結構傷ついてムリをしていたんだな、とその時になって痛感しました。

 

 

仕方ないんだよ!

欲しいなら少し位の嫌なことなんかにめげずに頑張って前を向け!

 

そういい続けた私。

よく頑張ったな、と改めて思いました。

 

 

 

電話をやっとかけられたのは、それからしばらくしてからでした。

 

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不動産屋さんの営業さんと内覧

電話をかけるとすぐに内覧出来る事になりました。

お会いした不動産屋さん(Oさんと名付けます)は同年代の方で、物静かそうな、悪く言えば頼りなさそうな優男風の方でした。

 

今まで内覧を沢山して来ましたが、大体いつも現地で初めて不動産屋さんにお会いし、内覧をしながらその内覧先でアンケートに答える。

と言うような流れになっていました。

 

1つの事が気になると他の事が手につかなくなるタイプの私は、そのアンケートを見て相手の人の態度がどう変わるかが気になると部屋の様子なんかがてんで頭に入らなくなるのがセオリーでした。

実は今回もそう・苦笑。

一般的なファミリータイプのマンションであると言う印象以外は記憶に残っていません。。。

ただ、現実的に考えてこれ位の値段でこれ位の広さのマンションが妥当なのかな。

と思ったことは覚えています。

 

2年前、このグレードを落とせずに購入自体を諦めたものでした。

前回は210万(翌年250万)の年収でこの壁が超えられず、今回は280万(翌年320万)で超えられるか??

と言った所でした。

 

 

 

私は恐る恐るアンケートを不動産屋さんOさんに手渡しました。

そして、口頭で

「実は、シングルマザーなんですよね。。。」

と付け加えました。

 

 

 

不動産屋さんOさんの反応を恐々うかがいましたが、笑顔は笑顔のまま

「独身者はローンが通りにくいんですよね」

と一言言っただけでした。

 

 

え? それだけ??

 

 

「独身者って、一般的に結婚してない人もですか? シングルマザーだけじゃなく? 」

思わず私は質問してしまいました。

不動産屋さんOさんは、

「えぇ、そうですね」

と言ったきり、それで会話は終了となりました。

 

 

 

この人は、一体どういう人なんだろう・・・。

 

私の頭の中には「?」マークが一杯浮かびました。

 

 

 

「このお部屋はどんな感じでしたか? 今一組すでに申込みをしていらっしゃる方がいるし、多分その人がローン審査通ると思うんですが、2番目の予約で仮審査を申し込むことは可能ですが・・・」

 

「買えるんですか? 」

私は不動産屋さんの真意がわからず、思わずそう聞いてしまいました。

この人は私の身の上を知って、アンケートから私の年収を知ってそれでもそういってくれているのだろうか?

でも、アンケート情報に目を通しているようには見えませんでした。

 

 

すると、

「いえ、すでに申込みしているお客さんがいらっしゃるので、多分ムリだと思います。でも申込みは出来ます」

と答えてくるじゃないですか。

 

 

話がズレている・・・笑。

 

 

 

まぁ、いいや。

この人はとりあえず私の境遇を知っても変な顔1つしなかった。

それなら、この人にとっかかりを作って貰う事は出来るかもしれない。

 

そう考えました。

そして既にローン審査を申し込んでいる先客がいて、更にその先客が恐らく通るだろうと言う事に安心し、ひとまずどれ位ならローンが通るのか試してみる事にしました。

最初の不動産屋Tさんがやってくれた事ですね。(参考→

 

 

私はそのまま、不動産屋さんOさんの連絡を待つ事になりました。

 

 

 

続編を更新しました→(【シングルマザーのマンション購入記・29】住宅ローン結果と物件価値

最初から読む→(【シングルマザーのマンション購入記・1】年収がびっくりする程低いのに、「買おう! 」と決意した話

 

 
 

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