これは、貧乏母子家庭である私、Roroが四苦八苦して中古マンションを購入した体験記です。
最初から読みたい方はコチラからどうぞ。
Sponsored Link
住宅ローンの審査結果・・・
それから少しして、申込みをしたマンションについて話があるからお会いできませんかと連絡が来ました。
電話ではなく、直接会って話すと言う事だったので、私は少しだけ期待しました。
もしからしたら、住宅ローンが通る?!
・・・ところが、実際に会って切り出されたのは、
「1番目の申込みの方が無事にローンを通過されました」
と言う話でした。
え?
私は、そうですか、以外の言葉が出てきません。
だってそうでしょ?
ただそれだけなら電話で事が済んだだろうし、わざわざ直接会って話すような内容でもない。
でもその後、その人は、
・どんな条件で探してるのか
と言うようなことを聞いてきました。
それでようやく納得。
ようは前回のローン申し込みは取っ掛かりをつけるためのきっかけに過ぎなくて、ここからがスタート地点と言う事なんです。
不動産屋さんって大体こんな方法取ってきますね。
これが初めての内見やローン審査だったらわけもわからない状態だったでしょうが、こちらももう何度も何度もやりとりした内容です。
私はかなりきちんと相手に自分の思いを提示できたのではないかなと思います。
「それでしたら、、、」
と出された物件情報は3つ程ありました。
パラパラとめくっていくと、その内の1つに今回申し込みをした金額よりも500万円近く高いものが・・・。
私はびっくりしました。
「こんな物件に手が届くんですか? 」
私はストレートに伺いました。
「申し込んでみる価値はあると思います」
その人は答えました。
私はそれを聞いて何だか嬉しくなったのを覚えています。
だってあれだけ苦労してもなかなか手に入らなかったマイホームなのに、今度は思っている金額よりも500万も高い物件をどうですかと聞かれるのですから!
「じゃぁ、申し込みが遅かっただけで、今回の物件もローンが通ったってことなんですね」
私は一気にテンションが上がり、笑顔で尋ねました。
が!
「いえ、ローンは通りませんでした」
さらりと彼は答えます。
はい?
(゜ロ゜)
最初の物件のローンが通らなかったのに、どうしてそこから更に500万円も高い物件をすすめるの?
さすがに頭の中が混乱して、私は不動産屋さんOさんに尋ねました。
すると、
「あそこは幹線道路に接しているし、立地的にも思ったより物件価値が伸びなかったんです」
と答えるじゃないですか。
物件価値・・・。
初めて聞く言葉でした。
住宅ローンは個人の年収や家族構成の他に、住宅ローンを組む対象の物件そのものの価値も考慮される。
まぁ、考えれば当たり前ですよね。
私がローンを払い終えられない場合はそのローンの残債を住宅を差し押さえることで清算するわけですから。
住宅そのものの価値がイマイチなのにローンを通せるはずがありません。
けれど、私は今までローンを通す際、住宅の物件価値まで考えていませんでした。
自分の年収の事ばかり考えていたからです。
「じゃぁつまり、あそこ(今回2番手で申込みをした物件)は金融関係の方達の視点から考えると、売り出し価格よりも物件的な価値が低いと判断されているということですか? 」
素朴な疑問でした。
中古マンションの物件価格は売り主の裁量で決められています。
他の部屋の売り出し価格なんかを参考にしたり、売り主のローンの残債、その他の事情で手元に入れたい金額なんかを考えての価格になる。
そこには金融業界の方の見解は含まれていないわけです。
じゃぁさ。
もしあそこをあの金額で買っていたら損をしていたと言う事なのでしょうか?
しかし、そう尋ねても不動産屋さんOさんは、
「一概にそうとも言えません」
と濁すばかりでした。
不動産屋さんOさんは、
「物件価値が低くても、その方の年収が高かったりローンを組める可能性の高い方はそのまま通ります」
と答えます。
いや、だからさ。
それって物件の価値じゃなくてその人(年収)の価値でしょう?
私は年収が低いしシングルマザーだから、物件価値が低いとローンが通らない。
でもそれって、裏を返せば金融関係の方の視点からすると価値の低い物件だと通らないってこと。
それはそのままローンを背負うことへのリスク回避を高めることじゃない?
だって、ローンを払いきれなかったら物件は差し押さえられる。
で、差し押さえられた物件の売値よりローン残高が高くなってしまえば、それはそのまま自分の負債として残るわけだから。
必ずしも 物件の売り出し価格〉ローン残高 になる保証はないとしても、少しでもそういう事態に陥った時のリスクは低い方がいいよね。
そういう事の結論に至るんじゃないかなと思うのですが・・・。
Sponsored Link
まとめ
結局、あんまり突っ込むのもナンかなと思い、この話はこの辺で終わりにする事にしましたが、私は今でも自分の考えは正しいのではないかなと思っています。
年収が低い事でのメリットを初めて感じた瞬間でした。
続編を更新しました→(【シングルマザーのマンション購入記・30】マイホーム購入後のランニングコストについて考えた)
最初から読む→(【シングルマザーのマンション購入記・1】年収がびっくりする程低いのに、「買おう! 」と決意した話)
力強いシングルママさんが沢山居ますよ^^ ↓