シングルマザーでマイホームを購入したRoroの奮闘記です。
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Roroがマイホーム購入を志して実際に動き始めたのはこの時が初めてですが、実は前々からずっと
「マイホームが欲しい! 」
と思っていました。
さすがに「母子家庭」、「非課税パート」で誰からの援助もなし状態のRoroが住宅ローンに通るわけはないと思い、口には出していなかったんです。
でも、それこそ結婚してる時からずっと、
「マイホームが欲しい」
と言う思いがRoroの中にはあったのでした。
そんなわけで、子供が小学生になってから転職活動して正社員になった時、初めてその想いが実現できる(かもしれない)ものとしてRoroの目の前に提示されました。
「まずは3年、正社員として勤続年数を稼ごう」
Roroはそう決意しました。
そうすれば住宅ローンが通る!
3年働けば住宅ローンが通るなんていう事を信じる根拠は全くなく、現実は年収その他諸々他にも必要な要素は沢山あると今ならわかります。
でも何故かRoroはその時、それしか考えてませんでした。
大切なこと、それは
勤・続・年・数!
それだけだと思い込んでいました。
結局、その転職先で思わぬパワハラに遭い、Roroは精神的に追い詰められてしまいます(ToT)
(前の記事に書いた会社「A」の方です。結局半年でA会社は転職し、パート時代にお世話になったB会社に正社員として出戻りました)
3年の間ここ(A会社)で働く精神力があるか?
もしも2年半働いた末に心が保てなくて退職なんて言うことになれば勤続年数はクリア出来ない。
だとしたら、仮にマイホーム取得が4年後になったとしてもすぐに転職するべきか?
Roroがパワハラ職場に悩んだのはそこでした。
それ位、Roroの「マイホーム」は執念だったのです。
そんなパワハラ職場に通う日々で、心の支えとなったのはとあるホームページでした。
そこはシングルマザーが中古マンションを買うことに積極的で、資産形成や老後、または万が一の時の為にもシングルマザーこそぜひマイホームを目指した方が良いと言うような熱烈な記事が書いてありました。
同じように低所得シングルマザーでもマイホーム購入を果たした成功談も沢山!
いつかRoroも、ここに成功談を載せたい!
本気でそう思っていました。
だから今回マイホーム購入を実行しようと思い立った時、Roroはその不動産屋さんに相談予約をとりました。
一緒に頑張ろう!
そんな気持ちでいっぱいでした。
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「そこのカレンダー曲がってる! 気持ち悪いのよ! すぐ直して!! 」
憧れの不動産屋さんの扉を開くと、真っ先に飛び込んで来た言葉がこれでした。
綺麗な店内、外からも素敵に写りましたし、中も想像通りに綺麗でした。
でも、そこにはぎらぎらでケバケバな美しい方が、スマホを片手に足を組んで座っていました。
隣には制服を着た地味な女の人。
ケバケバな方が冒頭のキツい口調で制服女子にカレンダーを直すように指示していました。
落ちていた、とか前の月だった、とかじゃないんですよ?
ちょっと斜めになっている・・・?
そんな感じです。
しかもカレンダーは、Roroから見るとちっとも曲がっているようには見えませんでした。
その場面に出くわしてRoroはひゅっと肝が冷え、帰りたくなりました。
子供も一緒に来ていましたが、不安そうな顔をしています。
しかし制服女子はカレンダーを直した後、何事もなかったかのようにRoro達を出迎えました。
「ようこそお待ちしておりました。こちらへどうぞ」
ケバケバ女子は、Roro達に見向きもしません。
距離としては5メートルかそこらですよ?
ケバケバ女子が、Roro達に気付いていないわけはありません。
なんだか空間ばかりが綺麗に飾りた立てられているだけで、凄く居心地の悪い空気でした。
制服女子は綺麗な会議室のような所に案内してくれ、Roroにはお茶を、子供にはジュース出し、
「担当が参りますので、少々お待ちくださいね」
とにこやかに去りました。
ただこの会議室は、さっきの場所とは薄いパーテーションで仕切られただけの空間でした。
ケバケバ女子が今度はスマホで誰かに激怒してる鋭い声が丸聞こえなんです。
怖い・・・(ToT)
「○○をやらせろ! 」
とか、
「そんなのはお前が何とかしろ! 」
とか、お客さんの要望やら相談やらに対する指示を担当営業にしているんでしょうが、「お客様の要望に応える」より「客を黙らせろ」と言っているようにしか聞こえず、Roroの気持ちはとても落ちていきます。。。
きっとやり手の偉い方なんだろうな。
そんな感じはすぐにわかりましたが、でもとにかく、あの鋭い物言いは怖い!
特に前職場のパワハラでメンタルが弱っているRoroには、結構な威圧感でした。。。
あの人じゃなきゃいいな、、、。
そう思って20分位待ちました。
そして、
「お待たせしましたー」
とにこやかに入ってきたのは、、、、
ケバケバ女子!
!Σ( ̄□ ̄;)
まぁ、当たり前ですね。
だってこの店舗、制服女子かケバケバ女子しか居ない感じでしたから。
相手がどんな人だとしても、Roroはしっかり思いを伝えなければ!
そう腹を括って想いを伝えることにしました。
・今住んでる近くにマイホームを欲しいと思ってること。
・年収は高くない、勤続年数も短い。
・でも段階を追って年収は上がること。
・正社員の勤続は短いけど、パートとしてそこに3年在籍してた過去があること。
などなど、Roroが思い付く限りのありったけをお話ししました。
ケバケバ女子は意外にも熱心に耳を傾けてくれました。
聞くことに慣れている、といった印象。
これがやり手の営業ウーマンか。
Roroは話ながら、ケバケバ女子に感心しました。
そしてRoroが全てを話終わった後、2つ位の物件情報を提示しました。
「あなたにはこの辺が良いんじゃないかしら」
最初からマイホームをRoroの手に持たせてくれようとしてるんです。
その姿勢にちょっぴり感動でした。
「大丈夫、必ず通してあげるから」
ケバケバ女子は自信たっぷりにそう言い放ちました。
物凄い安心感!!!!
いかにもやり手な営業さんにそう断言されて、凄く心強く感じました。
しかし。
「あの、、、でも」
Roroは少し戸惑いました。
とっても長くなってしまったので続きます(-_- )
続編更新しました→(【シングルマザーのマンション購入記・4】シンママの味方! を売りにした不動産屋さんでこてんぱんにやられた話~後編~)
このシリーズの1番最初→(【シングルマザーのマンション購入記・1】年収がびっくりする程低いのに、「買おう! 」と決意した話)
力強いシングルママさんが沢山居ますよ^^ ↓