私事ですが、年始早々親戚に不幸がありました。
その方は年齢的にお若い方ではありましたが、長い事持病を患っており、いよいよ覚悟をしておかないといけないかもしれないような話を去年の始めにされていました。
なので、心積りはある程度あったんです。
ただね・・・。
私よりも年若い兄弟姉妹達が四苦八苦して葬儀を取り仕切っているのを見て、なんだか複雑な気持ちになりました。
人間の寿命とは予想も出来ないものでしょう。
でも、
「親より先に逝ってはいけない」
みたいな話がよくあるのであれば、
「親は子供の成熟を待たずして逝ってはいけない」
と言いたい気持ちにさせられました。
健康で子供に疎まれる位の老後を経験してこの世を去る事もまた、親が子供にしてやれる最後の事なのかもしれません。
私は、
「もうそんなに心配しないでね、あたしたち幸せにやってくからさ」
そう思われて旅立ちたいです><
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自分の資産が相続される時、いくらまで非課税になるかしっていますか?
さて、悲しみに明け暮れるのも束の間、大人になるとおちおち悲しんでもいられないのが世の常です。
ご臨終の数時間後には故人のお身体をどこに安置すべきか決めなくてはいけないし、式の日取り、式次第、生花から香典返しまでありとあらゆる決定事項が自分達を襲います。
そしてそんなバタバタ劇が終わったのも束の間、今度は故人の総資産を洗い出しての相続。
一応相続税の申告は10ヶ月の猶予期間がありますが、それにしたって気持ちの整理をつける為に悠長にしていたらあっという間に過ぎてしまいますよね。
意外に知らない人が多いのが自分の相続に対する非課税枠。
相続税はある一定ラインまでは非課税とみなされるのですが、実はその非課税の金額って人によって違うんですよ。
例えば私なら、非課税枠は3,600万になります。
資産が3,600万以上の金額になったら、そこの部分には相続税が加算されると言う仕組み。
私がどうして非課税枠3,600万なのかと言えば、娘と二人家族だからです。
相続税の非課税枠は、
「3,000万+法定相続人×600万」
と定められています。
法定相続人とは民法で定められている相続人の事。
大体が配偶者と子供で、その人たちが既に逝去している場合はお孫さんや親兄弟などもなり得ます。
(詳しく知りたい人は調べてみて下さいね。ここではシングルマザーさんに向けてざっくりと説明していきます)
私は配偶者なしで娘が一人なので、
「3,000万+法定相続人×1人(娘)600万=3,600万」
と計算できます。
お子さんが2人居れば4,200万、3人居れば4,800万と増えていきます。
「3,000万も財産なんてないし、うちには関係ないよ! 」
と思った人はちょっと待って。
これらのものも「相続財産」となりますので、預金残高以外にも確認してみてください。
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不動産は勿論、死亡保険金も実は相続税対象になる場合がある!
実はこの相続税の非課税枠、ほんの3年前までは
「5,000万+法定相続人×1,000万」
となっていました。
ので、税金がかかる人と言うのもそこまで多くなかったんですよね。
それが改定された事によって、少し頑張って家でも購入しちゃうとあっと言う間に超える可能性が出てきた。
シングルマザーさんも例外ではありません。
例えば私は去年マイホームを購入しました。
仮にその資産価値が2,000万だとして、子供の為に死亡保険金2,000万かけていたとしたら、この時点で3,500万です。
(死亡保険金は法定相続人1人につき500万減額して計算して良いと言うルールがある為、1,500万として計算しています)
そうなると預貯金が100万円以上あるとアウトですね。。。
正確には葬儀費用は相殺して良いとか保険金は契約の仕方によって相続税の対象ではなく所得税や贈与税の対象になる場合などもありますから一概には言えないのですが、相続税は誰しもが触れる可能性がある事は覚えておくと良いと思います。
うちには関係ない!
は止めて、ぜひ確認しておきましょう。
私はマイホーム取得時に死亡保険金の金額を下げました。
私が万が一の時でも家を追い出される不安がなくなった為の保険解約でしたが、同時に娘が難しい計算を迫られる必要がないようにでもあります。
相続する資産が非課税枠に収まっていれば特段何の申告をする必要もなくなるので、万が一娘がそこまで気が回らなくても、追徴税などの罰金対象にはならずに済みますからね><
「知らなかった」では済まされないのが税金の怖い所。
うちの資産では当分超える心配はありませんが、憂いを失くしておくに越した事はありません。
そして何より気にして欲しいのは、ご両親が亡くなってご自分が相続する時!
親戚の子らもその辺がうまく話し合えないままに逝去されてしまい、四苦八苦していました><
預貯金は目に見えるのでそこまで難しくないでしょうが、不動産や株など時価でしかわからないものも多分に含まれると大体の総額があやふやになってきます。
特に不動産は資産として相続税の対象ですが、現金ではない為税金は預貯金を切り崩す必要がある。
実家の家を守る為に自分が貯めた子供の学費を切り崩す事になった!
なんて事がないように、機会があればお話してみる事をオススメします。
まだ2018年も始まったばかりなのに随分と殺伐とした話で申し訳ないですが、誰かの考えるきっかけになれば幸いです♪
↓力強いシングルマザーさん達が沢山います^^
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