私は小さい頃、勝ち気な性格の女の子でした。
なんでも1番が好き!
そして、私には年の近い気の優しい兄がいました。
負けず嫌いな私は、その兄よりなんでもかんでも良く出来ていたかったのを覚えています。
下の子特有の要領の良さで、中学時代の私は学年で常にトップ3に入る成績を誇り、学年で男女1名ずつしか選ばれる事のない体育優良児として表彰されました。
更に生徒会に入り学校行事を執り仕切り、部活動でも部長としてクラブを引っ張りました。
私は天狗になっていました。
そんな矢先に、ある友人にこう問われたのです。
「Roroちゃんの特技って何? 」
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私が「勉強より大切なものがある」と言う理由
結論から言って、
「特技は何? 」
と聞かれて答えられるものが、私には何もなかったのです。
他の人はどうかわからないので持論になっちゃいますけど、特技って「人に胸を張れるもの」だと思うんです。
絵画コンクールで金賞取りました、とか、どこぞの陸上競技大会で優勝しましたとか凄い事じゃなくて全然構いません。
ちょっとした事、「自分自身が誰かに誇れる何か」で良いのだと思うんです。
でもそれさえも、私には何も浮かばなかったんですよね。
「180度開脚が出来ます! 」
とか? いやいや、出来ないし。90度も危ういし!
「お手玉3つを上手に出来ます! 」
とか? いやいや、そんなピエロみたいな事出来ないし!
そんな風に全てを打ち消して生きている事に気付きました。
私が「出来る」事と言ったら、定期テストで良い点を取ったり、生徒会として人前で演説をする事くらい。
それを「特技」だと思ってくれる人もいるかもしれませんが、何よりもそれを自分自身が「人に胸を張れる」と思っていない事に気付いたんです。
自分の中がこんなんじゃ、いくら勉強やスポーツが出来ても意味なんてないのだなと悟りました。
「特技はなんですか? 」にどう答えますか?
その事実に愕然としたのが中学生の頃。
あれから20年経った今も、自分の特技って何だろうとたまに思います。
もう良い大人なので、それ用の回答はいくつか持っていますよ。
仮に就職活動をしていてそう聞かれたら、
「仕事を始めてから今までずっと経理をやっていたので、数字の間違いをいち早く見つける事が出来ます。以前派遣で就労していた際、決算書類の精査に大いに貢献し、上司にほめて頂きました」
と答える準備は出来ています。
でも、私が書きたいのはそういう事じゃない。
対外的なものではなく、内向的なもの。
「人に胸を張れるもの」を持っていますか?
と自分に問いかけて、出てくる何かです。
それは生きていく上で少しずつ変化していくものだとも思いますし、一時的にそれがない状態だってあるでしょう。
ただ、そう問い続ける事で自分の人生をより深く考えていく1つのきっかけになるんじゃないかな?
そう思って、今日のこの記事を書きました。
「特技はなんですか? 」そう聞かれて答えられるもの。
あなたは持っていますか?
力強いシングルマザーさんが沢山居ますよ^^ ↓
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