新型コロナウイルス感染拡大は依然猛威を奮っていますね。
自粛や休校が長引いてきて、疲労が溜まっている人も多いのではないでしょうか。
ウイルスはそんな今だからこそ引き起こす、もう1つの作用があるんです。
知っていますか。
ウイルスは、
・体の感染症
・心の感染症
・社会の感染症
の3つの側面があります。
今日は日本赤十字社が公開した動画『ウイルスの次にやってくるもの』についてお話出来たらと思います。
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日本赤十字社が、
「ウイルスの次にやってくるもの」
とタイトルで3分程度の動画を上げています。
新型コロナウイルスは爆発的な感染拡大の一途を辿っておりますが、日頃から手洗いを徹底する、3密を避ける等の自助努力で感染リスクをぐっと減らすことが出来ます。
また、感染しても重篤化しなければ致死率はインフルエンザと同等かそれ以下とされております。
勿論、気をつけるに越したことはないですから、
「コロナなんて怖くないよ! 平気、平気!! 」
と言う事は出来ない。
でも不必要に怖がって神経質になり過ぎたり、全てに対して恐怖心を抱く必要はないんです。
そんな事、ほとんど全ての人間がわかっていますよね。
ただ、ここまで長期化してくると、段々と人の心も疲れてきます。
自粛で家に篭もるしかない人間の心は塞ぎ込む。
反して食品メーカーや通信販売業者は需要過多でいつも以上に忙しくなっているはず。
外は危険だから家に居なさいと言われているのに、仕事が忙しくてそれもままならない人も段々と精神状態が不安定になっていきます。
そういう時だからこそ、怖いのが「心の感染症」。
今までも、新型コロナウイルスが発見された場所が武漢だからと中国人を差別するような事がありましたよね。
温泉地で「中国人お断り」とビラを貼られたり、札幌のラーメン店では「中国人入店禁止」と貼り紙を掲げられたりしました。
又、日本に感染が拡大してくると、感染した人の居るご家庭の窓ガラスが割られたり等の嫌がらせが蔓延しているそうです。
郡山市の70代女性が感染した際は、努めている郡山女子大の学生や関係者が見知らぬ人から嫌がらせを受けたりしました。
その70代の女性(教授だそうです)は、後に大学を退職しています。。。。
新型コロナウイルスに罹患するのが「体の感染症」なのだとしたら、こういう事態はまさに「心の感染症」なんじゃないかと思うのです。
ウイルスが見つかった武漢ご出身の方が、総じて差別をされなくてはならない程に悪いことをしたのでしょうか。
感染した人間は、職を辞さなくてならない罰を与えられるべきでしょうか。
少し考えればわかることですが、この「心の感染症」はそういう正常な判断力を麻痺させていきます。
以前職場の人とランチをしていた時、新型コロナウイルス感染の話になり、
「(この会社で)最初の一人にはなりたくないよね」
と言うような事を話しました。
新型コロナウイルスが発症されれば、会社は一度休業せざるを得ないでしょう。
その発端を自分が引きかねない。
そんな要因にはなりたくない。
それは普通の心理ですよね。
でもそれが、
「最初の一人になったら差別されて会社を退職させられる」
そう思えば、少し位体調が悪かったとしても、
「大丈夫! コロナじゃない!!! (はず)」
と無理をして出社しようとする。
日本人は特に「休む」とか「他者に迷惑を掛ける」と言うキーワードにめっぽう弱いのですから、そうやって追い詰めてしまう事で逆にクラスターを生み出してしまう事もあるのではないかと私は思うのです。
確かに会社が休業になったら困るし、立ち行かない部分もあるでしょう。
でもそれとその人が感染してしまう事は、分けて考えてあげなくてはいけない。
誰しもかかるリスクはあるのですから、そんな時、必要なのは他人に非難されることよりも理解される事ではないのかなと思います。
「心の感染症」を患った結果、「社会の感染症」に発展してしまう。
今、私達が戦わなくてはならない新型コロナウイルスは、そんな3つの感染症を引き起こす因子を持っている事を十分に理解して私達は自分たちの力で自分たちの社会を守っていけたらいいなぁと思うのでした。
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