家のお金を守る術 母子家庭の奮闘

お金がない! を切り抜けろ

投稿日:20/02/2017 更新日:

離婚なんてしない方が良い。
世間的にも劣等的な扱いを受けることがあるし、
経済的にも苦しい。

でもそんな事はわかった上で、
「離婚」という選択が「最善」だと思う人がいる。

必ず何かに「苦しまなくてはいけない」のだとしたら、
「婚姻関係を継続」することへの苦しみじゃなく、
「片親であること」での苦しみを選ぶ人がいる。
「経済的不安」や「一人で責任を背負う事」での苦しみ。

それは各個人が選択して良い事だと私は思うし、
その選択を引き受けて一生懸命前を向こうとしている人を、
安易に蔑みや中傷をすべきではないと思っています。

 

 

さて。
では実際に経済的に困窮してしまった場合、
どうしたらいいの?

たまーに、そんな相談を受けます。

大抵の場合、
「これから先の生活費がない」
という状態で相談に来てくれる人はほぼおらず、
もう既にいくらかのマイナスを生じてから相談に来てくれる人が多数。

一番多いのが
「クレジットカードが払いきれない程になってきた」
というもの。

 

割と手軽にリボ払いが選択出来るこの時代、
あまり深く考えずにリボ払いを選択し、
翌月に払い切れずに再び来月になり、
更に来月に払いきれずに再来月になる・・・。
を繰り返した結果、
自分でどうにかなる額じゃなくなってしまった!!!

という場合が大多数。

 

ここでご主人が居ればご主人にこっぴどく怒られて補填したり、
ご両親に泣きつく事が出来れば叱られていくらかのお金を貸してくれるかもしれません。

母子家庭の悲しい所は、
そういう時に助けてくれるご主人が居ない。
また、
常日頃色んな心配を掛けてしまっている両親には口が裂けても告白できない。
そういう人が少なからず居るということ。

更に更に一番悲しいのが、
そのマイナス残高が、決して贅沢した結果ではない・・・ということ。
日々の生活や、毎日切り詰めた結果でこうなってしまう。

世の中で騒がれている貧困母子家庭の悲しい所です。

 

かくいう私も、
いつぞの経済的DVの最中はそんな渦中にありました。

あっという間に貯金もなくなり、
クレジットの残高はみるみる内に膨れ上がる。
必死に返しているはずなのに、
なかなか残高が減ってくれない。

気が遠くなりました><

 

もし今そういう想いをしている方がいらっしゃったら、
早急に家計の見直しを提案します。
(当たり前ですが)
そしてそのマイナス残高家計が、
引越しや生活の立て直しの為の「一時的なもの」なのか、
毎日の生活サイクルはほとんど決まっている「半永久的なもの」なのか、
よく見極めて欲しいと思います。

もしも「半永久的なもの」である場合、
いくら時を経てもその残高がプラスに転じる可能性はないので、
ご実家に身を寄せたり母子寮や団地、
その他生活を変える方法を模索すべきです。
どう動けばその残高をプラスに変える生活が出来るのか、
考えてみて欲しいと思います。

 

 

どちらの場合にしろ、
私がいつも提案するのはクレジットローンからの脱却。

クレジットカードの利率って、べらぼうに高いんですよ。
年利18%。
いくらか安いところがあったとしても、
貯蓄もないような母子家庭に10%以下で貸してくれる所を見た事がありません。
消費者金融なんてもってのほか。
利率が高いだけじゃなく、
後々自分でマイホームを買いたいなんていう場合にネックになったりする可能性も有ります。

 

じゃぁどうしたらいいの?

私がいつも勧めるのは、
学資保険の「契約者貸付制度」を利用すること。
学資保険に限らず、
満期返戻金を持っている生命保険には、
大抵の場合ついているのがこの「契約者貸付制度」です。

あまり耳に馴染まないかもしれませんが、
内容は至って簡単。
契約している生命保険の解約返戻金の○%までなら、
保険会社から貸付を受けられる制度です。

利率は会社や契約にもよりますが3%前後。
クレジットローンを使うよりはるかに低い金利です。

それもそのはず、
返済しきれなかったら、
保険の契約を解約すれば負債は残らないわけですから。
相手も貸し易いですよね。

これには更に利点があって、
クレジットローンではしっかり金融系の個人情報に負債として残ってしまうのですが、
貸付制度の利用ではその情報は上がってきません。

 

もしも今、
クレジットローンにお困りの方が居れば、
既存の生命保険のこの制度について調べる事をオススメします。

 

が!
気をつけて欲しいこともやっぱりあります。

先ほども書きましたが、
これはあくまで「生命保険」からの貸付であること。
負債を残したまま満期払いを迎えてしまうと減額される可能性があります。
更に、負債を払いきれなくなってしまった場合には解約という事にもなります。
この辺はしっかり調べてから利用しましょう。

そしてこの制度が利用出来るのは契約者本人に限られます。
学資保険をついつい旦那さん名義のままにしていませんか?
面倒ですが、しっかり名義を変えて貰いましょう。

 

「子供の大切な保険なのに・・・」
としょぼくれるママも少なくないですが、
逆にそういう想いを強く持って居る方が返す責任感も増すというもの。
我が子を守るのは自分だけという意識を持って、
生活を立て直した暁にはしっかり返済しきって貰えたらと思います^^

 

我が家もクレジットカード残高が有り得ないものになってしまった過去を、
この方法で救済しました。
今はしっかり満額娘に支払ってやる事が出来ます☆

各ご家庭事情は様々でしょうが、
辛い想いをする為に母子家庭になったわけじゃない。
頑張って幸せになってくれたらいいなと思います^^

 

今日は偉そうな事を連ねましたが、
そんなお話でした。

 

 

 

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