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就職活動でシングルマザーが有利になる戦術

投稿日:06/03/2017 更新日:

実は転職活動をしています。
現職は正社員4年半目。
しがない零細企業の経理です。

大した資格もない、
高卒、
34歳のシングルマザー。

世間的に考えると得策でない事は一目瞭然。
沢山の人に反対をされました。

 

ですが、
この度、内定を頂きました。

中小企業ですが資本金の規模も今より数段大きく、
年収も現状より十数万円UPで提示されました。

完全土日祝日休みで、
待遇で言えば、かなり改善されます。

 

残念なお話ですが就業開始日が折り合わず、
今回は見送りました。

 

転職活動にシングルマザーは不利なのか??

私はこれについて、よく疑問に思います。

 

確かに小さな子供はよく熱を出すでしょう。
ですがそれ、
別にシングルマザーに限った話ではありませんよね??

共働き夫婦のご家庭のお子さんだって、
よく熱を出すと思います。

小さなお子さんを抱えている場合、
確かに就職に不利になる事はあるかもしれません。
が、
それは何もシングルマザーだからという訳ではないように思うんです。

 

結局の所、
企業が欲しい求人像に自分が当てはまるかどうか、
と言う所ではないでしょうか。

それについて言えば、
シングルマザーは遥かに条件設定をしやすく、
有利だと思います。

 

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まず第一に、
企業は優秀な人材ばかりを欲しがっているわけではないと言う事。

「大卒以上」
と書かれてしまえば、高卒の私は途端に応募資格を無くします。

が、
どの求人にも「大卒以上」と書かれているかと言えばそうではないですよね??

学校の入学試験なら得点の高いものの順に定員まで取っていきますが、
企業はそうではないんです。
必ずしも自分は劣っていると言うわけではないんです。

企業は星の数程ありますから、
その中の1つ位、
「あなたのような人を求めていた!! 」
と言う企業だってあるに違いありません^^

 

例えば、
頭悪くていいから、物腰の柔らかい人が欲しい。
とか、
人間関係が難しい職場だから大らかな人が欲しい。
そんな企業もあるでしょう。

 

私の場合、
応募した企業がそういう人材を欲しているのであれば、
「若い頃は前衛的な人間で言いたい事はどんどん言ってきました。リーダーシップはありましたが、人の気持ちをあまり汲むことがなかったので、敵も多かったかもしれません。しかし離婚を経験し、人は自分の思い通りに動かせるものではないと言う事を恥ずかしながら初めて知る事が出来ました。今は沢山の人に助けられ、支えられて生きていると実感しています。そういう感謝の念を知ると、人は柔らかくなるのですね。あまり怒る事がなくなり、いつも笑っているねとよく言われるようになりました。同時に、さまざまなタイプの方と仲良くできる様になりました」
と答えます。

大事な事なので言っておきますが、上記は事実です。
(良く見せる努力は必要ですが、ウソはいけません)
自分が離婚を経験した事により周囲の温かさと言うものを身を持って体感し、
初めて人に優しくすると言う本当の意味を知りました。
その経験を面接でアピールするのです。

離婚って、「余計な経験」です。
人によっては一生経験する事のない事です。

だからこそ、
その経験をしっかり糧にしている、
人の経験し得ない経験を私はしていると言うアピールを持っていきます。

「シングルマザーさんはよく働く人が多いんだよね」
なんて言ってくれる企業さんもありますよ^^

 

仮に、
「仕事量が多いけど、すぐ辞めない? 」
みたいな問いには、簡単です。

「私は女性ですが、一家の大黒柱です。私が稼がなくては家は成り立ちません。他の既婚女性より覚悟は強いと自負しています」
と答えます。

ちなみに残業が多いとか仕事量が多いというのは私の希望からは外れますので、
この戦略は私は使いませんが一応・・・・・笑。

 

「お子さん、家に一人で大丈夫?? 」
と聞かれることも多いですが、
うちは徒歩数分の所に実家があるので何かあればそちらにお願いしてありますから大丈夫ですと答えています。

お願いしているのは事実ですが、
実際は我が子がそっちに行く事はほとんどないんですけどね。

「病時保育の登録をしています」
とか、
「近隣に兄夫婦が住んでいるので頼れます」
とか、
実際に利用するしないに関わらず、
ちゃんとリスク回避の努力をしているということが伝われば良いと思います。

 

とまぁ、
そうやって自分の経歴を一つ一つ棚卸していけば、
自ずと自分のスタイルというものが見えてきます。

面接を繰り返すことによってそういう棚卸が出来る事もありますし、
初対面の人に色んな話を聞いてもらえるというのはある意味で貴重な体験になるのではないでしょうか。

 

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第二は、
転職理由を設定しやすいと言う事。

私には過去数回の転職経験がありますが、
全てがシングルマザーのライフステージの変化に伴うものと動機付けられるのです。

「その頃離婚し、一人で娘を育てるためにキャリアチェンジしました」
「子供が小学生になり、働く時間を増やす事ができる様になった為、仕事の沢山出来る会社を求めて転職しました」

今回も、
「子供の手がそろそろ離れつつあり、今後の自分の将来を考えた時、より安定性の高い会社で長く生涯を通じて働ける環境を考えるようになりました」
と設定しています。

何度も言いますけど、事実です・笑。
なんかハウツー的な話をしているとどれも「設定=ウソ」のように取られないか心配になってきました・笑。
言い方は様々ですけど、自分の中の事実と異なる事では決してありませんからね><

 

そうやって潰していくと、
随分と「離婚」や「シングルマザー」は使い勝手の良いアイテムになってくれます。

 

仮に現職の責任の重さが辛くて辞めた人でも、
「遣り甲斐は感じていたのですが、仕事一辺倒で子供との時間が取れず、辞めざるを得ませんでした。今は子供も大きくなり理解出来る年になっておりますので、当時よりは働きやすくなりました」
で済みます。

一般的な人はこうはいきませんよね??

 

前向きに考えると、
シングルマザーがそんなに不利ではない事がわかるのではないでしょうか^^

妙齢ですから、
数社、数十社落ちるのは当たり前です。
沢山応募していくうちに、
どんな企業でどんな職種なら面接までいけて、
どんな企業だと書類応募だけで落とされるかわかってきます。
最近は面接の感触で、
「あ、ここは通ったかも」
「あ、落ちたな・・・」
帰る時にはそんな事も大体わかるようになりました・笑。

 

さぁ、そこからが勝負です!

 

学校と違い、求人応募にはお金も掛からないし、
昔みたいにその都度履歴書を書く必要もなく、
転職サイトに経歴書を登録して応募ボタンを押すだけで簡単にできます。

転職したいけど・・・・私なんて・・・
と思っているシングルマザーさんがいたら、
ぜひチャレンジして欲しいなって思います。

動き出す今が一番若くて求人の門扉も大きく開いている事を忘れないで下さい。
お子さんとの兼ね合いもありなかなか思うようにはいかない事も多いでしょうが、
一人でも多くのシングルマザーさんが安定した職場で不安なく子供を育てていける基盤を作っ
ていけることを望んでいます。

 

 

 

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