てんで言うことを聞かない。
少し前のRoroは、
子供に対してそういらいらしていました。
でも最近、
そうじゃないかもしれないと気付きました。
子供の年齢は、世の中の良い悪いを知らない年ではありません。
何をしたら怒られ、
何をしたら褒められるかを、子供は知っている。
そう。
知った上で動いているんです。
言ったことをやらないのは、
子供がそれを出来ないからではない。
子供がそれを望まないから。
それをした方が良いことを知っているけど、
それをしたくない気持ちを抱えているという事なんですよね。
そのハザマで、
子供は思い、自身と相談し、葛藤し、
出た答えと行動に、たまに自己嫌悪する。
ある日、
家に帰ると子供は不在で、リビングのゴミ箱が倒れていました。
想像に難くありません。
何かの拍子に蹴っ飛ばしてしまいそのままにしたのでしょう。
もしかしたら急いでいて足が当たってしまったかもしれません。
Roroはゴミ箱をそのままにして、
帰宅した子供に、
「あのね、こんな風に倒れていたら、ママは悲しいよ」
と言いました。
子供は
「ごめんなさい」
と言いながら、
そのゴミ箱を元に戻しました。
「ママに謝っても仕方ないから、ゴミ箱に言ってあげてね」
と言うと、子供はゴミ箱に、
「ごめんね」
と言いました。
「いいよ。でもボクはキミと仲良くしていたいよ。倒されてそのままにされると心が痛いよ」
と声音を変えてRoroは答えました。
すると、子供は顔をクシャッとさせて、ポロポロと泣くではありませんか!!
「ごめんねぇ・・・」
泣いちゃった!!
∑(゜ロ゜ノ)ノ
あぁそっか。
子供は今、こんなにも感じやすいのか。
こんな多感な時期に、
ガミガミと鋭い言葉を乱暴に投げつけられたら、
子供の心の扉はどんどんと重く開かないもになっていくだろうとRoroは思いました。
ぎゅぅっと抱きしめてやると、
「なんだか気持ち悪い・・・」
と呟いた。
「具合悪いの? 風邪? 」
と聞くと、
子供は首を振って、
「違うの。心がモヤッとするの。なんだか気持ち悪い」
と。
そういう時期ですね。
ゴミ箱を蹴飛ばしたのは自分なのに、
身勝手に傷ついて涙が出る、
本当に自分勝手なこの時期。
とげとげしているハリネズミの子供の心。
それでもいいよって、
言ってあげられる親でいたいなぁと思います。