娘のこと 母子家庭の奮闘

子供に自由は必要?! うちは放課後を選ぶ権利を娘にもあげる事にしました

投稿日:11/07/2017 更新日:

小学校に入ってから、一人で留守番をする機会がぐっと増えました。

 

学童から早く帰って来たがったり、学童には行かずに自由に友達と遊びたがったり・・・。

 

段々と自由を求めるようになってきた娘。

 

 

常に誰かの保護下には居たくないんですね。

 

学童は学童で楽しい。

でも学童以外で公園で遊んだりしている友達と一緒にも遊んでみたい。

学童で仲間外れがあるから家で一人でゆっくりしていたい。

 

娘の気持ちも段々複雑になって来て、それは一つの成長の証でもあると私は思っていました。

 

 

ですが!

 

親としては子供に何かあった時に何もしてやれない。

幼稚園時代とは全く違った類の心配が大きく私の肩にのしかかりました。

 

 

「(働いてて)私が居ないんだから、帰ってくるまでは必ず学童にいなくちゃダメなのよ」

 

その一言はカンタンです。

そこまで不平不満もなく娘も納得はするでしょう。

 

 

でも、他の子と同じ様に遊べないのはママが働いているからだ。

ママが働かなきゃならないのは離婚しているからだ。

なんでママは離婚なんてしちゃったんだろう。

 

 

いつかそんな風に思ってしまうんじゃないか?

凄く気になりました。

 

 

ただでさえ色々と不自由も不便もさせている娘。
愚痴らしい愚痴を言った事はないけれど友達と自由に遊ぶ権利を、同じ年の子達には当然のようにしてある権利を、娘だけは持っていないと言うのはちょっと不平等ではないのだろうか。

 

娘が小学校に入学してから、私はぐるぐるとそんな事を考えていました。

 

 

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そうして悩みぬいた末に、我が家は折衷案を取る事にしました。

 

週のうち、何日は学童に行き、何日は友達と遊ぶ為に家にいる。

 

その遊べる日にちは○曜日とはハッキリ決めず、毎週娘と相談しながら変えました。

「水曜日はAちゃんが習い事で遊べないから来週は木曜日がいい」
とか、
「金曜日は学校が遅いから学童には行かずに家で過ごしたい」
とか。

 

割合も1年生の頃は学童に行かない日はせめて週1程度。

ちゃんと出来るようになったら増やして行こうねと話し合いました。

 

 

ハッキリと「この曜日は遊んでいいよ」と言わなかったのには理由があります。

一人暮らし女性の防犯対策なんかでもよく言われている防犯対策ですね。

「ルーチンを作らない」
という事。

 

 

もしも娘を誘拐しようとする人が現れた場合、まずは念入りに下調べをするでしょう。

その際、
「この子は毎週火曜日は学童に行かないぞ」
そう誰かに思わせないような工夫をしたんです。

 

同時にそうする事で、娘自身にも常に
「今日は放課後どう行動しなくちゃならないか」
と言う事を投げかける為、よく考えるようになりました。

 

間違えて学童に行かないように、間違えて友達と約束しないように。

 

まぁ勿論最初からカンペキに出来たわけではないのですが、そうやって失敗をしていく過程を含めて娘が自立するとても良い勉強になったかなと思っています。

 

 

防犯対策はそれ以外にもあります。

娘には携帯を渡していたので、家に帰宅して手を洗うよりうがいをするより何よりもまず、
「ただいま」
と私にメールをするように言ってありました。

 

友達と約束をしていれば誰とどこで何時まで遊ぶかを必ずメールで報告。

家を出る時は「行ってきます」とメール。

 

 

万が一何かトラブルに遭遇した際、学童や学校の先生や警察なんかに、
「何時まで○○さんとどこで遊んでいたようです。
と私がすぐに言えるように。

そうする事で万が一の際は迅速に事態を動かす事が出来ます。

 

キッズケータイでは防犯ブザー機能がついているものも多く、ヒモを引っ張るだけでどこにいるかを教えてくれる便利なものもありましたが、我が家がそれではなく普通の携帯を選んだのも同じ理由でした。

 

キッズケータイのその防犯機能は、「どこ」と場所を特定をしてはくれてもどうして引っ張られたかがわからないし、変に心配を煽るだけ煽って、必要な情報が得られないからです。

 

そして当時のキッズケータイ(6年前のドコモです)はメールがうちにくいと言う最大のデメリットがありました。

カンタンにメールが打てないと、
「誰とどこで遊ぶ」
と情報を送るのが面倒に思えてくる。

 

打つ事が苦にならない普通の携帯の方が我が家には最適でした。

 

そしてそれはそのまま、娘と私の絆になりました。
「おなか空いた」
「今日○ちゃんと喧嘩した」
些細な事がメールで送られてきます。

 

私はそれを仕事の空き時間や帰宅する電車の中、色んな隙間時間で返信しました。

 

私と娘は物理的には日中遠く離れているのですが、そうやって頻繁にメールでやり取りをする事で、より近くに、色んな話をする事が出来ました^^

 

当の目的の防犯面では娘の努力が一番ですが、そうやって遊ぶ自由を手に入れることで本人の自立心を養う良いきっかけになったかな? と思っています。

 

そんな娘も6年生になり、学童もとうに卒業しました。

 

当時よりはぐんとしっかりして留守もあまり心配ではなくなりましたが、今でも「ただいま」のライン(今はスマホなのでラインになりました)や、「おなかすいたー」などの些細なラインは続いています^^

 

それはそれで、日中一緒に居る事の出来ない娘との良い会話の機会だと捉えています。

 

 

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最後に。

娘はそうやって6年間過ごして来て大きなトラブルや事件事故に巻き込まれることはありませんでした。

が、この方法が「絶対安全だから大丈夫だよ」と推奨しているわけではありません。

あくまでの「Roroの娘の場合」と言う1ケースです。

 

その子の性格、その地域の雰囲気、色んな要因はRoroの娘のたった1ケースでは安易に判断出来ません。

 

それぞれのお子さんと住まう地域に合った自由と安全を確保していってくれたらと思います^^

 

 

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