ラノベ、正式名称ライトノベル。
偏見を多分に持った言い方をすれば、なんとなくオタクっぽい響きを持っていますよね。
「ラノベ」と聞いただけで、「え、、、」と思う人は今も一定数いるかなと言うのが私の素直な意見です。
ですが一昔前に比べると、そんな空気も大分改善されたように思います。
普通の女子高生がラインの待ち受けにアニメキャラを使っていたり、深夜アニメを見ている子の数も大分増えました。
そんな追い風に乗じて、ラノベを
「え、オタクの読むもんでしょ」
と思っているお母様方に、ラノベの持つ絶大なポテンシャルについてお話しできればと思います♪
ラノベは思春期のお子さんが楽しみながら学べる要素がとっても詰まった教科書です。
ぜひその理由を読んでいってくださいね☆
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おすすめポイント1 心理描写が秀逸
本を「面白い! 」と思うポイントは何だと思いますか?
自分との共感だったり、または自分の予想を遥かに超えた結末だったり、全く想像さえ出来なかった世界観への冒険だったり、ありとあらゆる楽しみ方が出来ますし、その楽しみ方は個人の好みにもよると思います。
だから、本当ならどんな作品でも良いのです。
ハリー・ポッターシリーズでも、大草原の小さな家シリーズでも、長靴下のピッピでも、トットチャンでも。
でも私がどうしてもラノベを勧める理由は、その心理描写の秀逸さなんです。
例えば、「文豪ストレイドッグス」の作品の中の1つに、「正しさ」について身を割かれる程に痛く思い悩むシーンがあります。
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大義の為に起こした極悪事件で、犯人が凄絶な犠牲者を出し、それを憎んだ主人公が悪を憎む。
憎んで断罪して、正義の為に自分は戦う。
それが正しいと信じて疑わない。
けれど、世の中そんなものではないですよね。
どちらにも大義があり、どちらにも犠牲者があり、その傷つく人間を目の当たりにした時、主人公は苦悩します。
完全悪と正義の味方の物語なんて、戦隊モノの世界くらいなものでしょう?
ラノベを読む子供たちは、今までそういう世界を生きてきて、初めてぶつかるのです。
どちらも正しい。
じゃぁ、悪ってなんだ?
大人でも出せない答えの問いを、軽く放る感じに投げて寄越す。
それがラノベの心理描写です。
これはほんの一例ですが、ラノベは絶えず揺れ動く思春期の敏感な感受性をこれでもかと言うくらいに揺さぶって来ます。
何より、それが等身大の今時の言葉で紡がれるからとても良い。
私は夏目漱石や宮沢賢治のような文豪作品も好きですが、心揺さぶられる、ガンガンと頭を殴り付けられるような衝撃を覚えるのはいつも現代の文学。
何故なら、感応しやすいんですよね。
言葉使いが近い方が親近感を抱きます。
その点ラノベは中高生により近しい言葉で紡がれることが多いですから、こんなに鋭く心に突き刺さるものは他にないと思います。
おすすめポイント2 難しい漢字が読めるようになる
我が子の語彙力はかなり壊滅的です( ´△`)
ツイッターでも時々娘の珍語録を呟きますが、とにかくおかしな事ばかり言います。
「シルエット」と言いたくても言葉が出てこずに「シークレット」と言ったり、「あれ」とか「そういうの」とかしょっちゅう言ってきます。。。
テニスとバトミントンのシークレットの違いは難しいよねー! と娘。うん、シルエットだよね? こういうの、日常茶飯事(゜ロ゜)中学生なのに、、、
— Roro (@TokipapaRoro) September 24, 2018
が、この前「彼岸花」が読めてびっくり(゜ロ゜)
聞けば、
「文スト(文豪ストレイドッグス)に出てきたよ」
との事。
ラノベは結構な頻度でわざわざ漢字を多用するんですよね。
「ああ」を「嗚呼」とか。
「まさか」を「真逆」とか。
厨二あるあるですが、やたらめったら小難しい言い回しを好みます。
漢字だけに留まらず、接続詞の使い方も現代文学に比べてかなり広いと思います。
そういうものを読み進めていくうちに、なんとなく難しい漢字が読めるようになったり、言い回しにバリエーションが生まれます。
これ、お偉い文豪作品にも似通った部分があるのですが、それを読んだら娘は絶対、
「漢字難しくて意味がわかんない! 」
と本を放り出すでしょう笑。
夢中になって読めるものに勝るものはないのかなと思います♪
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まとめ
おすすめなのが前述しましたが「文豪ストレイドッグス」。
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その名の通り文豪たちをキャラ設定に生かしたアクションもので、文豪の名前は勿論代表作なども一緒に覚えられます。
娘は絶賛ハマり中!
個人的には「デュラララ」も好きで若い頃読んでいました。
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人間は好き、嫌いだけでは推し量れないものであること。
それから私が人間の弱さ、脆さ、汚さ、ずるさを認めてあげられたのは、この作品があったからだと思います(*^^*)
読書の秋に、ぜひお子さんと楽しんでくだされば幸いです♪
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→(ミステリと言う勿れ)
力強いシングルママさんが沢山居ますよ^^ ↓