先日、兄にお願いをしてきました。
「高校生になったら、娘の奨学金を借りようと思っている。親以外に保証人が必要になるのだが、なって頂けないか」
と。
うちは奨学金を借りるつもりで娘のライフプランニングをしています。
勿論それは「奨学金」と言う名目の「借金」である事を理解しています。
奨学金に限らず借金は借りないに越した事はないですが、借りずにカツカツで生きていくよりは断然奨学金は借りる方が良いと私は思っています。
何故か。
今日はそんな話をしようと思います。
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リスク回避の重要性
私のブログには↑この言葉、めっちゃ沢山出てきますね。
私は基本的にシングルマザー世帯と言うのは、「ハイリスク」だと思っています。
だって万が一自分が倒れたら、家を支えてくれる人は誰も居ないんですもの。
それって、結構大変な事です。
ご夫婦揃っているご家庭でも、シングルインカムよりダブルインカムの方がよりリスクは低いでしょう?
安全策を取るご家庭は大概ダブルインカムです。
でも我が家は逆立ちしたってダブルインカムにはなれません。
だって、我が家に働ける大人は一人しかないのですから。
私は卑屈でもなんでもなく、自分がハイリスク世帯である事を自分で認識している。
だから、出来る安全策は最大限取るように心掛けています。
その為には、「奨学金」と言うリスク回避が自身の世帯をより安全にしてくれると思うんです。
仮に死ぬ気で働ければ、学費をどこからも頼らずに賄えるだけの収入があるとします。
奨学金は借金だから借りたくない。
朝も昼も夜も働いて学費を稼いで何とかしよう!!!
その人がもしも私に相談して来てくれるなら、私は絶対止めると思います。
「あなたが倒れたらどうしたらいいの?? 」
と。
朝も昼も夜も働いて奨学金を借りずに子供を学校に行かせるより、朝と昼だけにして夜はゆっくり休んで奨学金を借りて貰いたい。
疲労が溜まって倒れてしまったら、その入院費、治療費、そして休んだ分の収入減があなたの世帯を襲うんです。
その際に、たった一人(もしくは数人の兄弟姉妹)だけで対応する子供の気持ちはどんなに心細いでしょうか。
子供は高額療養費の申請が出来るでしょうか?
入院費用の用立てを考えてくれるでしょうか?
私は我が子にそんな思いをさせるリスクを高くしてまで、奨学金を借りない道を選ぶ必要はないような気がします。
その理由をこれから明記しますね。
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万が一の際の借入の利率と、奨学金の利率を考える
奨学金の素晴らしい所は無利子だと言う事。
(一部有利子のものもありますけど)
返済は学校を卒業するまで無利子で待っていてくれるという事。
返済が始まっても無職になったり払えない事由が生じた時は所定の書類を提出する事で返済を猶予してくれる事です。
これが生活苦で借りた借金ではこうはいきませんよね?
消費者金融で借りた借金なら額や借入先にもよりますが金利は大体18パーセント位。
クレジットカードなどのカードローンなら14パーセント位。
有事の際に私が最もオススメしている各種保険の貸付金制度の利用も3パーセントかかります。
学費を払い切ったけど、その後の生活がままならなくて借金をしてしまうようであれば、断然奨学金で借りておいた方が家計的にも助かります。
世の中、無利子で貸してくれる所なんてほとんどありませんから。
そういう意味でいえば、奨学金はハイリスク家計のかなりありがたい存在であるわけです。
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まとめ
借りているものですから、きちんと返す必要があります。
「奨学金」と言う名目ですが借金である事には変わりないし、その借金は自分じゃなくて子供が背負うものです。
そう考えると安易に手を出すべきか悩むものですよね。
でも、過度な無理はいつか破綻します。
元々頑張っている方だから、きっと子供に借金を背負わせたくないとか、自分が無理をすれば・・・と、そうやって悩むのかもしれない。
だから私は敢えて言おうと思っています。
「私の世帯は奨学金に頼ります! 」
って。
奨学金は卒業後に一緒に返していってあげたっていいんです。
(年間110万円までなら贈与税はかかりません)
我が家はそのつもりです。
そういう選択肢もあるって、知って貰えたら嬉しいです♪
力強いシングルママさんが沢山居ますよ^^ ↓