マイホーム購入に際し、住宅ローンを組みました。
人生で一番高い借金をした瞬間です。
払えるかどうかのシュミレーションを何度も繰り返してのローン契約でしたが、それでも何千万と言う借金を背負う書類にハンコを押すのは結構な勇気を必要としました。
夫婦でその責任を半分こに出来たら良かったんですけどね。
全ての責任を一人で負わなくてはならない、シングルマザーの辛い所です。
購入に関してのブログはこちらです。
ぜひ合わせて読んでみて下さいね♪
→(シングルマザーが家を買って1年! メリットとデメリットを書いてみる)
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ところで、金利は「変動金利」にするか、「固定金利」にするかの選択を迫られました。
色々考えましたが、我が家は変動金利です。
一般的に堅実なのは「固定金利」ですよね??
今日はそのお話をしたいと思います。
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固定金利と変動金利の違い
知っている人も多いと思うので簡単に。
住宅ローンを組む際に、金利を「変動金利」にするか、「固定金利」にするか選ぶ事が出来ます。
変動金利は物価変動に際して利率が動く可能性のある金利です。
例えば半年毎に利率を見直して、世の中の動きに合わせて利率が上がったり下がったりします。
対し固定金利は契約をした時の利率のまま、何があろうとその金利を動かさないと銀行が約束してくれている金利です。
住宅ローンは最長35年と言う長い支払いになりますから、物価や世界情勢の影響を受けない固定金利で組んだ方が自分のライフプランを立てやすいというメリットがありますね。
でもその安全の為に変動金利よりやや金利は高く設定されています。
金利変動のリスクをこちらが取ると言う契約で安い利率を提供してくれるのが変動金利。
金利変動のリスクを銀行が取ると言う契約で利率をやや高く設定しているのが固定金利。
と言う事になります。
さて。
どちらが得なのでしょうか。
固定金利が得か、変動金利が得か
ぶっちゃけて「どちらが得」と言うのは実際にローンを払い終えてしまわないとわかりません。
今は超低金利時代ですが、この先どう動くかは全くわからないし、もしも物価が何倍にも膨れ上がったら変動金利の人はかなり苦しい事になるでしょう。
だったら固定金利が安全だしそっちの方が良いじゃないかと思いがちですが、その「安全」の為に支払う利率がぶっちゃけ躊躇してしまう程の利率だったりするんです。。。。
銀行も上手い利率差を作ってくるなと正直思います。
(相手はプロですし当たり前なのですが・苦笑)
例えば私が組んだ住宅ローン。
変動金利では1パーセントない金利でした。
が、固定金利で組もうとするとそこから1パーセントの上乗せは確実でした。
仮に変動金利で0.9パーセントなら、固定金利で1.9パーセント。
変動金利なら100万円で1ヶ月の利息が764円。
固定金利なら1,613円です。
100万なのでこの差ですが、1000万なら7,640円と16,130円。
1月に9,000円位の差があるのです。
1年で10万円を超えます。
ね。
なかなか考え所になりませんか?? 笑。
私は色々思い悩みましたが、結局変動金利を取りました。
理由を下記に明記しますね。
変動金利で行こうと思ったわけ
理由はいろいろありますし、必ずしもこれが正解とは言えません。
この考え方が吉と出るか凶と出るかは35年後にならないと誰にもわからないのでそのつもりで聞いてください。
まず、我が家には潤沢な資金がありません。
数千円の住居費が上がる位なんてことはなければ良いのですが、我が家には大打撃になります。
固定金利にすると月々の支払い金額自体が上がり、家計を圧迫する要因になります。
だったら余計に、
「金利変動して月々の支払い額が変わっちゃったら大変じゃないの?? 」
と思うかもしれませんが、変動金利は半年毎に金利を見直しますが返済額自体は5年に1度しか変更される事はないのです。
つまり、一旦ローンが払い始まれば5年間は金利がどう動こうと猶予期間として待っていてくれると言うルールがあります。
そして、5年毎の返済額見直しも、現在額の1.25倍を上回ってはいけないと言うルールが設けられています。
仮に毎月の返済が5万円で、5年後に1.25倍に上がったとしても62,500円。
仮にMAXその金額が上昇する事になっても、上限がそこに押さえられると言う事になります。
勿論そのルールの為に、
「金利が上昇し過ぎても5年の猶予ルールなんて設けたら、元金が一向に減らなくなる事態に陥るのではないか? 」
とか、
「世界情勢の急変で物価が急上昇しちゃったら、ローン破綻が続出する可能性があるんじゃないの?? 」
とか色々言われていはいます。
でも、そうなるかもしれないし、そうならないかもしれない。
先の事はどうにもわからない。
全てに対し万全に安全リスクを取りたい人が、月々数千円を上乗せして固定金利という「安全」を買っている。
うちはそんな事態に陥るのであれば、それはそれで仕方ないと思う事にしました。
こう書くと無責任に思われますが、ようは生命保険と考え方は同じ。
どのリスクに対し、どれだけのお金を「健康だったからありがとう」と捨てる事が出来るかだと思うのです。
私は社会情勢としてそんな世界的不安に陥るような事態に陥った時まで、しがみついて家を守らなくていい。
ローン破綻が続出すれば銀行だって困るわけですから国が政策を何かしら打ち出してくれるかもしれないし、そうでなければ潔く清算して出来る事をしようと思っています。
だって。
その数千円は、自分の家庭が安全の為に捨てる事が出来る余裕資金かどうか、と言う事ですもの。
我が家はその「安全」を買う位なら、少しでも元金の返済に回してその事態に陥った際にローン残高が小さくなっている事に注力します。
そう。
ここで盲点なのが「利率」の話をしているのであって「元金」の話をしているのではないと言う点。
仮に月々数千円住居費が上がったとして、それがローン残高を減らす要因になると言うのであれば一考の価値があるかなと思いましたが、あくまでも「利息」の話をしているに過ぎないのです。
つまり、いくら頑張って金額を上げても、元金自体の減りに変化はないと言う事。
仮に何も起こらずに物価上昇が数パーセント位で収まり、金利の上昇率が1パーセントや2パーセントであれば、変動金利の方が断然返済額は少なくなります。
だったら元々ハイリスク家計である我が家は、マイホーム部分にだけ数千円を賭して「安全」を買う事にあまり意味がないような気がしました。
私がそう思えた理由
変動金利を選ぶ事が出来た要因の1番は、「借入残高の少なさ」にあります。
中古物件なので、この辺の新築物件に比べて費用は60パーセント位で済みました。
リスク回避の為に35年ローンで組みましたが、実際は35年を迎える前に完済を目指しています。
更に私が組んでいる住宅ローンは、月々1万円から手数料無料で繰り上げ返済が可能。
ですので固定金利を選択しなかった分、毎月1万円の繰上げ返済をしています。
ちなみにその繰り上げ返済は「期間短縮」を選択せずに「支払額軽減」を選択しています。
「期間短縮」の方が繰り上げ返済効果は大きいのですが、ハイリスク家庭の我が家はなるべく月々の支払額を抑える方がリスク回避効果が大きい。
家計が急変しても月々のローン返済は待ってくれませんからその時に支払額が小さければ小さい程乗り切れる確率は高くなるし、仮に5年後に返済額が1.25倍に引き上げられても返済額そのものが小さくなっているので乗り切れる率は上がります。
(引き上げられなかったら単純に返済額が小さくなっていくだけなので「ラッキー! 」です)
そして家計の急変がなければ返済額が軽減された分だけ、また繰り上げ返済に回す事が出来、元金そのものが減っていきます。
利息の上昇も元金あっての話なので、元金そのものが小さければ怖がることもありません。
固定金利は単に利息を支払う事しか出来ませんが、変動金利ならマイホーム以外のリスクにも対応出来ます。
返済額がある程度下がったら、繰上げ返済額をもう少し多くしていこうと思っています^^
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まとめ
こういう考え方は住宅ローンだけに限らず、ハイリスク要因を抱える家庭にはとても効果的な考え方だと思います。
世間一般的に考えれば「固定金利こそ安全! 」と思いがちですが、人生は住宅分野だけに留まるわけではないですから、広く自分のライフスタイルや家庭環境を考えた上で選択するのが無難だと思います。
とか偉そうな事を言いつつ、数年後に私がマイホームを手放している可能性は充分にある事をここに書いておきます><
手放す時はちゃんとこちらで報告しますね。
良ければ見守ってやって下さい^^
力強いシングルママさんが沢山居ますよ^^ ↓