シングルマザーが家を買ったお話

【シングルマザーのマンション購入記・6】年収が低くても住宅ローンを通す方法について

投稿日:17/11/2018 更新日:

貧乏母子家庭の中古マンション購入記です。

最初から読みたい方はコチラからどうぞ。

前回の記事はコチラ

 

 

さて、内覧をさせて貰った不動産屋さんの営業さんが、我が家に事情を聞きにやってきてくれました。

今日はその時のお話からになります。

 

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シュウニュウガッサン・・・収入合算って何それおいしいの?

来てくれた人は私よりいくつか年上の、「お兄さん」と言った感じの人でした。

背丈は私より少し高い位、中肉中背で身なりもしっかりとした清潔さ漂う営業マンでした。

また話し方も穏やかで優しく、話しやすい人だなと思ったのを覚えています。

 

相手を緊張させない話し方が出来る人。

 

あ、この人デキルな。

 

直感でそう思いました。

 

 

 

 

「で、大体の実情はアンケートを拝見させて頂きました。今日はそこから先の話が出来ればと思って来たんです」

軽く雑談を交わした後、その人はこう言いました。

 

Roroの境遇を知り、年収を知り、それでも引かずに突っ込んで来る。

一体どういう事なんだろう・・・?

 

 

 

「アンケートに書いた事が全部です。それでも年収は今後上がっていくし、何とか持ち家が欲しい。どうにかならないかと思って色んな不動産屋さんを回っていました」

Roroが答えると、

「そうですよね。マイホームは資産にもなりますから、購入出来るといいなと僕も思います。そこで、Roroさんがマイホーム購入の為に僕が何か力になれないかなと思ったんです」

その人は答えました。

 

今後も何回か登場頂くことになるので、彼を「不動産屋Tさん」と名付けますね。

 

 

不動産屋Tさんは続けました。

「例えば、ご両親からいくらか援助して貰えると言う事はありませんか? 」

 

Roroの年収が低くても親族等からの「贈与」があれば、その分借入額を低くする事が出来る為、購入の実現は高くなります。

でも、Roroは首を振りました。

 

ウチは昔から完全に独立採算型です。

結婚、離婚、出産に関しても自分の采配で好きにすれば良いと、あまり口を出される事がありませんでしたが、その代わり金銭的援助は一切ありませんでした。

(勿論、離婚時に一時的にでも実家に帰ることもありませんでした)

今回のマイホームに関しても同様です。

基本的に反対もされない代わりに、援助の話も全くありません。

 

 

 

「そうですか。じゃぁ、収入合算をしてみてはどうですか? 」

不動産屋Tさんは言いました。

 

シュウニュウガッサン・・・?

 

 

初めて聞く言葉でした。

よくわかっていないRoroに、不動産屋Tさんは説明します。

 

「つまり、収入が低く心許ないと借入先に思われないように、お父様の収入とご自分の収入を合わせて便宜上二人で家を買うと言う事にするのです」

 

「待ってください。父は援助はしてくれませんし、きっとローンも組んではくれません」

 

父が今回のマイホーム購入に関して金銭的援助をしてくれる事はまずないし、仮にRoroが払うと言ったとしても自分が負債を抱える事を許諾してくれはしないような気がしました。

そもそもRoroも父の力を借りてマイホームを購入するのは心情的にイヤでした。

 

 

すると、不動産屋Tさんはこうも言いました。

「合算するだけですので、お父様がお金を負担するかどうかと収入合算は関係がありません。名義を借りる、というような説明の仕方で正しいかはわからないですが、住宅ローンの審査を通しやすくする為に、お父様の収入を一時的に合算したものとして取り扱わせて頂くと言うだけです」

(収入合算の条件や責任範囲は銀行によって違うようです。そして基本的に一緒に住む事が前提で組まれます。→【参考】ここではあくまでRoroが全く無知のまま受けた説明の印象を載せています。各パターンは都度確認したり調べたりして下さいね。)

 

 

父の収入を一時的にでも「合算したもの」として取り扱うと言う事がどういう事になるのか、Roroにはわかりませんでした。

「実際それをする事で父にはどんな事が発生しますか? 」

と不動産屋Tさんに質問しましたが、

「何も変わりはしません。源泉徴収票の提出や、住民票を移して頂く事は必要ですが金銭的な事は一切発生しません」

と返って来ました。

 

 

もしもそういう事をし合える親子関係があれば、これも1つの手だと思います。

でも、Roroはそれをする事にどうにも抵抗感がありました。

そうしてしまうと、

「自分の力でマイホームを買ったぞ!!! 」

と胸を張って言えないような気がしたのです。

 

 

Roroはあくまで自力でマイホームを手に入れたいこと。

父にそのような事を頼むような親子関係ではないこと等を話しました。

「何なら私からお父様にご説明に伺いますよ」

と不動産屋Tさんはおっしゃってくれましたが、お断りしました。

 

あくまでRoroはRoroの力でマイホームが欲しかったのです。

 

 

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とりあえず住宅ローンを通してみましょう?

「わがままでごめんなさい」

 

Roroが言うと、不動産屋Tさんは笑顔で

「全然大丈夫ですよ。他の道を一緒に考えますから、そんな風に言わないで下さい」

と言ってくれました。

 

今までの不動産屋さんの印象を考えると、この不動産屋Tさんの対応がとても嬉しかったのを覚えています。

参照→(【シングルマザーのマンション購入記・2】不動産営業に「そんな事道端で聞くか?! 」という質問をされた時の話

参照→(【シングルマザーのマンション購入記・3】シンママの味方! を売りにした不動産屋さんでこてんぱんにやられた話~前編~

 

そして、

「ひとまず、じゃぁどれだけのローンが組めるか、試してみましょうか」

と言われました。

 

 

ローンを試す・・・・?

 

 

「住宅ローンが通るかどうかを、とりあえずの物件で仮審査してみましょう。本審査ではないのですぐに回答が来ますし、特に通ったからと言って買わなくちゃならないと言う事にもなりません。気になっている物件はありませんか? 」

 

どうやら買う買わないの前に、どれ位の年収なら通るかを事前に審査して目安にしましょうと言う事らしいです。

Roroはシングルマザーに特化した不動産屋さんで扱えないと言われた1200万のマンションを提示しました。

 

不動産屋Tさんは、丁度良い感じじゃないですか。

と、その物件で仮審査を通してみようと提案します。

 

 

「ダメな場合ってどうなるんですか? 」

急に怖くなってきました。

「どうにもなりません・笑。また金額や物件を練り直せば良いだけですよ」

 

 

「・・・通りますか? 」

 

「やってみないと何も言えませんけど、特に借り入れやブラック情報がなければ大丈夫だとは思いますよ」

 

「多分、借り入れはないと思うんです(←自分の事なのに自信がない・苦笑)」

 

 

「後は、クレジットカードの残高不足とか」

「・・・・昔何度か引落忘れてる事あったと思います」

 

 

「どれ位前ですか? 」

「わかりません。。。けど、ここ1年ではないような・・・」

「それなら多分大丈夫です。何回も頻繁にやるとたまに情報載ってしまいますから気をつけたほうがいいですよ」

 

「スマホ料金とかも結構気をつけた方がいいですよ。スマホは○○社じゃないですか? ○○社は1回でも残高不足で引き落としされないと結構シビアに情報記載してきますからね」

「スマホはクレジットカード払いなので残高不足にはなりません。あと、うちは△社です。良かった、○○社じゃなくて・笑」

 

 

あとー・・・・。

「クレジット払いの正当に手続きを踏んでの分割払いとかで残高が残ってる場合はダメですか? 」

「リボ払いとかですか? それは問題ないです」

 

 

と言うやり取りをして、実際にローンを通してみる事にしました。

結果は数日後・・・。

 

ダメだろうなぁ。。。。

急に不安になってきたのでした。

 

 

 

続編を更新しました→【シングルマザーのマンション購入記・7】住宅ローン結果の0回答、条件付き回答とは

最初から読む→(【シングルマザーのマンション購入記・1】年収がびっくりする程低いのに、「買おう! 」と決意した話

 

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人間死ぬ気になればなんとかなるさ! と決意して離婚。 気付いたらドタバタで10年!Σ( ̄□ ̄;) 離婚してからの波乱万丈、苦しくも楽しかった日々と生活の知恵、それからシングルマザーとして生き抜く為のノウハウを、ファイナンシャルプランナー資格を持ったRoroが綴ります。



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