先日、子供が私の兄と話をしていました。
「将来は何になりたいの? 」
と聞く兄に、子供は答えました。
「薬剤師になりたいんだ」
すると、兄は言いました。
「確かに今の薬剤師は安定しているね。でもこれから先、薬剤師はどんどん不安定になっていくと言われているよ。AIってわかる? 近い将来、調剤ならAIが出来るようになる世界がやってくるよ。ボクたちの子供の世代は、職業の大半はそれに取って変わられる可能性がある。それを含めて考えないと残りの人生を効率よく生き抜けないんだよ」
Roroの生きてきた世界と子供がこれから生きていく世界。
決定的な違いはこのコンピューターの存在だと思います。
それについて子供と少し話をしたので、今日はそれについて記せたら良いなと思います^^
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今の仕事の46%は無くなる世界
オックスフォード大学のカールフレイ氏らが2013年度に発表した雇用の未来についての論文「The Future of Employment(雇用の未来)」では、近い将来46%の職業はAIに取って変わられるだろうと言われていました。
まぁこの辺は想定内です。
工場だって今や自動化が主流。
一昔前は何百、何千と言う工場作業の人が居たにも関わらず、今はフルオートになってその機械を動かす数人が居れば同じだけの生産量を上げる事が出来ます。
これは今聞いた所で驚くような事じゃないですが、それこそ一昔前は「えらいこっちゃ」の騒ぎだったはずです。
今度はそれがもう少し広範囲になって、単純作業化出来る仕事はAIが仕事をするようになるぞと言うだけの話です。
セルフレジとか、ホテルの受付の全自動化とか。
そういう仕事は必然的に回避することが出来ますので、さほど脅威には感じません。
じゃぁ何が怖いの? って。
それは、
「これはなくならないだろう」
と思っていた仕事が取って変わられる事に他なりません。
例えばRoroはいくらAIが普及しても、レストランのウエイトレスのような接客業はなくならないと思っていました。
それは人と人が介する事で心が生まれる事に意味を見出す職業にAIは無粋だと思っていたからです。
けれど、気付けばタブレットでオーダーする形式のファミレスがあったり、注文したお寿司がレーンに乗せられて運ばれるお店があったりと、人の接客がなくても成り立つお店も増えてきました。
Roroもそれを無意識に何度も利用していました。
そう、何気なく利用していたのです。
その事実を指摘された時、Roroは背筋が凍りつく想いでした。
「人と人のやり取りがない接客なんて不快なだけだよ」
と思っていたにも関わらず、機械化の物珍しさから、それに対して全く不快な思いをしていなかったからです。
気付けば自分の考えを、自らが覆していた事にも気付かないまま機械化していく。
予想のつかない事ほど怖いものはありません。
なくなるであろう46%の職業も、今や「どれ」とは明確に答えられないのではないか。
Roroはそんな気がしています。
だって少し前まではなくなる職は「単純作業」なものと言われていましたが、最近は真逆で単純作業程なくならないのではないかと言われ始めています。
AIには無理だろうと言われていた、ディープラーニングが可能になったからです。
それによって複雑な思考や経験則と言ったものは人間にしか成せないと思われていた時代から一変し、今度は逆に複雑で大変な作業をAIが担い、単純で簡単な作業は人間が行うと言う図式に変わりつつあります。
こうなってしまうと結局予測など全くアテにならない世界になってしまうような気がしますよね。
事実、科学の進歩はめまぐるし過ぎて、おおよそRoroの予想を遥かに高く飛び越えていきます。
これからを生き抜こうとする子供の世代は本当に先行きのわからない難しい時代を生きているのだなぁと改めて思わされる事になりました。
↓こちら非常に興味深い内容が書いてあります。
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これからをどう生きるか
その話を受けて、子供に兄の話がどう思ったのかを聞いてみました。
どれももしかしたら職としてなくなるかもしれない。
Roroが子供位の頃に、そんな前提で将来を描いたことはなく、全く未知の話でした。
でも、
「薬剤師がダメなら教師になるからいいよ。教師もダメなら、なれるものになるからいいよ。なれるとかなれないとか先行きも何もわからない事を心配して、可能性が低いからやめようとかならないとか言うのは勿体無いと思う。AIがいくら普及したとしても、じゃぁ薬剤師は一人も居なくなるのかって言えばそうじゃないでしょう。数は少なくなるかもしれないけど、その少ない中に入れるように頑張るしか私達には道はないと思う」
子供は子供なりにその時代を生きるしかないとわかってるのだなと感じた答えでした。
そう。
結局今現在で何を話しても、「可能性」の話でしかないのですよね。
勿論だからといって何を考えても無駄だと言うのは乱暴な考えですが、それを真に受けて、その為に夢を諦めたりなりたくない職業に就くのは勿体無い。
子供に出来るのは、どんな時代に放り出されてもしっかりと価値を見出せるような人材になるよう努力する事でしかないのかなと思いました。
とても難しい問題ですが、時代の流れをしっかりと見極め、少しでも可能性を広く持っていられるように親としてフォローしていってやりたいなと改めて思う、良いきっかけになったのでした。
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