シングルマザーが家を買ったお話

【シングルマザーのマンション購入記・11】不動産営業が勧めるマンションを渋々内覧した結果

投稿日:03/01/2019 更新日:

貧乏母子家庭の中古マンション購入記です。

最初から読みたい方はコチラからどうぞ。

前回の記事はコチラ

 

 

今回はあまり気乗りのしないマンションへ、渋々内覧に行ったお話です。

 

 

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マンション購入と言う事実を、リアルに考える

内覧をした日は、こちらの地方では珍しく雪の積もった日でした。

 

家主さんはとても朗らかで気さく。

「気に入ってくれるといいんですけど」

なんて言いながらにこやかに部屋を案内してくれました。

 

他にも、出してくれたお茶を飲みながら周辺環境や管理組合のお話を伺ったり、住んでいる方達の様子を伺ったり、とても優しかったのを覚えています。

良い方達でした。

 

内覧には渋々に行きましたが、結果的に内覧自体はとても楽しかったです。

 

 

 

帰り際に不動産屋さんはこう言いました。

「最低限のリフォーム費用を足して、1200万位で納めようと思っています」

「何度も言いますが本当に良い物件ですよ。なかなかあんな物件がピンポイントで来るものではありません」

と。

 

 

それは、

あなたが家を買いたいなら、ここがベストだよ。

(あなたが買える家はここしかないよ)

暗にそう言っているように聞こえました。

 

 

 

 

Roroは考えました。

 

確かに築年数は私の思っているような年数では納まっていない。

それに、生活圏がややはみ出している。

子供が憧れているオートロックでもないし、幹線道路に近い立地でもある。

今の学区と隣接はしているけれど、学区外でもある。。。

 

 

でも、そこしか買えないと言うものを諦めて、

「じゃぁRoroはもうマイホームはいらないわ」

と諦められるか?

 

 

 

否、Roroはどうしても欲しい!

 

 

 

 

そこで、Roroは色んなシュミレーションを繰り返しました。

 

あの家を買って住んでいるRoro。

そこから学校に通う子供、職場に通う私。

それだけでなく、子供が巣立ち、そこで一人で暮らすRoro。

 

そして一人では生活できなくなり、そこを売りに出して老人ホーム資金にするRoro。。。。

 

 

でも、そこでハタと気付きました。

その時、果たしてこの家は売る事が出来るのか・・・?

 

 

同時に、すぐにその考えを打ち消しました。

 

不動産なんて不確かなものをいつか「いくらで売れるか」なんて算段しながら買ったって何の意味があるのか?

 

 

結局ずぅっとそんな事が頭を駆け巡り続け、何を考えているのかよくわからなくなりました。

 

頭がぐるぐるしました。

 

 

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リアルな壁が立ち塞がりつつある

答えの出ない私は、試しに子供に聞きました。

「あの家、どう思った? 」

 

子供は、

「うんー・・・ちょっと学校から遠いかなって思った」

と返してきました。

 

子供の雰囲気から、そこに住めるかもしれないよと話した所で喜ぶような雰囲気もありませんでした。

 

 

 

実家の父に話しても、

「生活圏の外じゃないか。てんでお話にならない」

という様な事を言われ、まともに聞いても貰えませんでした。

 

Roroは何だか悔しくて、

「あそこは新築当時1億円もしたんだよ! 」

「売り主さんはとても良い人で・・・」

なんて父に切々とそのマンションの良さを訴えましたが、

「新築時の値段なんて関係がない」

「売り主さんの人柄はマンションの価値とは何も関係がない」

とバッサリ。。。

 

 

そうですよ。。。

不動産屋Tさんに言われた時、Roroも同じ事を思ってる。。。

 

 

 

そういう所しかRoroには選択肢がないんだよ。

 

子供や父に対してそんな言葉が喉まで出掛かりましたが、どうしても言う事は出来ませんでした。

だって、多分、一番それを認めたくないのは何より自分自身だったのですから。

 

 

 

数日考えた後、

「すみません、やはり別の物件を探します」

と回答をしました。

 

誰にも・・・、

購入者自身であるRoroも喜べないマイホームを購入する意味はないような気がしました。

 

 

 

不動産屋Tさんは不機嫌になってしまうかな??

と内心はドキドキしましたが、不動産屋Tさんは表情も態度も変わる事はありませんでした。

 

とてもホッとしたのを覚えています。

 

 

 

ただ、

「本当に良いですか? 売りに出したら、きっとすぐに埋まってしまいますよ? 」

と念は押されました。

 

Roroは頷きました。

(余談ですが、そこが売りに出されて間もなく、人の住んでいる気配を見ましたので不動産屋Tさんが「すぐに埋まってしまう」と言ったのは脅しでもはったりでもなく、事実だったのだと思います)

 

 

 

 

物件探しは白紙に戻りました。

「他に良さそうな物件があったらご連絡しますね」

と不動産屋Tさんは言ってくれました。

 

 

ですが、そこから長く辛い「壁」に頭を打ち付ける日々が始まるのです。。。。

 

物件探しを始めてから、既に半年程経過していました。

 

 

続編を更新しました→(【シングルマザーのマンション購入記・12】わからないのは相手か、自分か

最初から読む→(【シングルマザーのマンション購入記・1】年収がびっくりする程低いのに、「買おう! 」と決意した話

 

 

 

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