シングルマザーが家を買ったお話

【シングルマザーのマンション購入記・13】本当にマンション買う気あるの?

投稿日:10/01/2019 更新日:

貧乏母子家庭の中古マンション購入記です。

最初から読みたい方はコチラからどうぞ。

前回の記事はコチラ

 

 

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マンション購入の為に、悲しい想いを沢山した

ここから再び試練の始まりでした。

 

「貧乏母子家庭でもマイホームが欲しい」

と言うRoroの目標を笑わずに叶えてくれようとした不動産屋Tさん。

 

 

その人じゃない人から物件の紹介を受けると言う事は、また門前払いやぞんざいな扱いを受ける可能性があると言う事でした。

 

以前、仮審査を通過したマンションが別の部屋をフルリノベーションして1890万程で売りに出ていました。

Roroは広告を出している不動産屋さんに電話を入れ、そこを内覧しました。

 

 

 

が!

 

 

 

内覧は出来たのです。

内覧は出来たのですが、アンケートに答え母子家庭であり年収が低い事を知ると、

「これじゃぁ買えないですね」

とズバリ言われ、そこでお話はオシマイになりました。

 

 

その不動産屋さんは、Roro達を見送ってもくれませんでした。

不動産屋Tさんのように話を聞いてくれたり、買えそうな別の物件提示も全くありませんでした。

 

 

それだけじゃなく、

「私は片付けとかありますから」

とこちらを見向きもせずに片付け始めるじゃないですか。

 

 

この対応は結構衝撃的でした。

悲しかったです。

 

 

 

 

 

また、以前不動産屋Tさんにフルリノベーションマンションを内覧させて貰った別の部屋の、全くリフォームのない状態の物件も内覧させて貰いました。

 

1400万程度でフルリノベーションの部屋に比べると安かったですが、結局修繕費等が別途かかる事を考えるとあまり得策ではないような気がして断念しました。

 

 

 

 

帯に短し襷に長し。

 

リノベーションが入っていない方が物件価格は安いですが、自分で費用をかけて修繕する必要がありその費用捻出が出来ません。

リノベーションが入っていれば他に余計なお金をかけずに済みますが物件価格が高くなるのでローンが通る可能性が低くなる。。。。

 

物件価格をもう少し下げれば可能性もまた高くなるとはわかっていましたが、現時点でもかなり希望からは遠ざかっていたので、これ以上は下げたくないと言うのがRoroの本音でした。

 

 

 

余談ですが生活圏を変えずに自分のローンの通せそうな中古物件を探すと、自ずと同じマンション(で売りに出されている違う部屋)に当たることが多かったです。

 

よく考えれば当たり前でこちらの希望は変わっていないのですから、その希望に適うマンションで別部屋が売りに出されていればヒットするのですが、Roroが内覧希望を出すマンションは結局2~3軒に絞られ、集約されていくのが自己分析していて面白かったです。

 

そして築20年~30年のマンションって住み替えの時期なんですかね。

同じマンション内にいくつも売り物件がある事に気付きました。

 

 

 

マイホーム探しを始めてから半年以上。

毎週穴があく程物件情報を見ていたおかげで、段々動向がわかるようになってきました・笑。

 

 

そんな折り、1690万のマンションを内覧に行った際、こちらの事情を知って尚、

「やってみる価値はありますよ」

と言ってくれた不動産屋さんがいました。

 

不動産屋Tさん以来、初めて肯定的な意見を述べてくれた人でした。

その人は個人で不動産仲介業を営んでいる人でした。

 

 

これまた余談ですが、不動産屋さんが大手であればある程、Roroはぞんざいに扱われたような気がします。

見送ってもくれなかった不動産屋さんは財閥系の超大手不動産屋さんでしたし、不動産屋TさんもCMでバンバン社名が流れている所でした。

 

対し、ケバケバ女子が所属していた不動産屋さんは地元密着型の規模の小さい不動産屋さんでしたし、今回「やってみる価値はありますよ」と言ってくれた方は個人で営んでいる方。

 

一概に「そうだ! 」と断定は出来ないかもしれませんが、大手になればなる程小さいお客さんは相手にしないのかもしれません。

 

 

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本当に買う気あるの?

「やってみる価値はありますよ」

と言ってくれた不動産屋さんを頼りに、1690万の物件でローン審査をかける事になりました。

 

 

でも、Roroは突然、

「本当にこれでいいの? 」

という疑問に駈られました。

 

 

 

ちょっとよく考えてみてよ。

本当に、ここでいいんだっけ?

 

Roroはどこか釈然としない想いを抱えていました。

 

 

 

そのもやもやを抱えたまま、本当にこの物件を手にしてしまっていいのか。

 

勿論手に入るかどうかはわからないのですが、

「ここが欲しい! 」

と名乗りをあげて良いものかどうか、急に不安になったのです。

 

 

 

 

理由はちゃんとありました。

 

住宅ローンをかけようとしているマンションは、修繕等一切施してない部屋。

価格は1690万です。

 

 

でもこのマンションの別部屋は、ほんの少し前にフルリノベーションで1890万で売りに出されていたんですよ?

(あなたには買えません! と冷たくあしらわれましたが、、、)

ちなみに、最初に仮審査をかけた1200万のマンション(リノベなし)でもあります。

 

そうなると、1690万って何か割高な気がしませんか?

 

 

Roroはそのような事をオブラートに包んで不動産屋さんに伝えました。

 

けれど、

「不動産はようは売主の言い値(売ろうとしている人が好きなように価格設定ができると言うこと)ですからね」

と事も無げに言い放たれて終わりでした。

 

 

そんな事はわかってますよ。

確かにそうかもしれませんけどね。

 

 

でもそれにしたって、こっちは一生に一度の買い物をするわけです。

生涯払っていくと覚悟を決めるものなわけです。

 

人の一生と向き合っていると思ってはくれないものでしょうか。

 

 

 

 

Roroは言いました。

「値下がるのを待つ事にします。100万位下がったら、ローン審査をかけてみようかな」

 

いつか新築マイホームを買ったママ友が、売れ残っていた物件が値下がるのをじりじりしながら待っていたと言う話を聞いた事がありました。

中古物件だって売れなければ値段をもう少し考えるんじゃないか。

 

 

本当は500万、1190万位の値段になるのが妥当だとは思います。

以前の物件もリフォームなしで1200万でしたしね。

 

けれど、そこまではさすがに下がらないだろうから、まずは100万値下がるのを待ってみようか。

 

 

 

すると、不動産屋さんは呆れたようにハッキリ言いました。

 

「あなた、本当に家を買う気あるの? 」

Roroはびっくりしました。

 

「ありますよ! なきゃこんな所に座ってません」

思わず言い返すと、不動産屋さんはわかったわかったというような態度を示しました。

 

でも、

「値下がる前に売れますよ。それ待つなんて無謀です。それでもRoroさんは待つと言うのですか? 」

と言いました。

 

 

Roroはそれに対して今までその物件の値段設定を見てきた事や、自己の家庭環境等の事情から価格を抑えたい心情等を連ねましたが、相手はあまり興味がなさそうでした。

 

不動産屋Tさんの対応を知っているから余計に、とても寂しくなったのを覚えています。

 

 

 

この人は、ただの商売相手としか見ていないのだ。

 

 

そりゃ、相手も商売です。

 

Roroがローンを通らなければ相手には一円も入りません。

 

 

 

そうでしょうけども!!

 

 

 

 

Roroは考えました。

 

フルリノベーションで1890万なのに、何もしないで1690万。

それなのにこの人の言う通り、すぐに売れるなんて言う事があるのだろうか?

早く買わせたい口実じゃないの?

 

半信半疑でしたが、じゃぁ1690万を支払ってもそこを手に入れたい程私は熱望しているかと聞かれると、ちょっと自信がなくなりました。

 

 

Roroは買った後に、

「買って良かった」

と思いたい。

 

「損したな」

とは思いたくないんです。

 

その為には1590万に下がった所を買いたい。

 

 

 

 

・・・でも、1590万でも「良い買い物をした」と思うだろうか?

Roroはちょっぴり自信がありませんでした。

 

 

 

結局、この日ローンを通す書類に記入をすることはありませんでした。

 

「値下がったら連絡します」

とは言ってくれましたが、あの人の顔は心底めんどくさそうでした。。。

 

 

  続編を更新しました→(【シングルマザーのマンション購入記・14】現実と疲弊

最初から読む→(【シングルマザーのマンション購入記・1】年収がびっくりする程低いのに、「買おう! 」と決意した話)  

 

 

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人間死ぬ気になればなんとかなるさ! と決意して離婚。 気付いたらドタバタで10年!Σ( ̄□ ̄;) 離婚してからの波乱万丈、苦しくも楽しかった日々と生活の知恵、それからシングルマザーとして生き抜く為のノウハウを、ファイナンシャルプランナー資格を持ったRoroが綴ります。



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