これは、貧乏母子家庭である私、Roroが四苦八苦して中古マンションを購入した体験記です。
最初から読みたい方はコチラからどうぞ。
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大どんでん返しで最初に戻った(゜ロ゜)
さて、あらゆる方向からダメ出しが続き、完全に四面楚歌な状況に陥っていた私。
「もういいよ」
とやさぐれる気持ちと、
「諦めたくない! 」
と言う気持ちがぐちゃぐちゃに混ぜ合わさって、自分でもどうしたいのかまるでわからなくなってしまいました。
ただただ、絶望感だけが私を取り巻いていました。
そんな暗い我が家へ、全く見知らぬ営業さんが飛び込んでくるのです。
ぴーんぽーん!
夕飯も食べ終わって、一息ついたくつろぎタイム。
我が家に訪問客なんて100%あるはずのない時間帯だったから、すぐに何かの営業だとわかりました。
私はドア越しに、
「どちら様ですか」
と尋ねました。
すると、こともあろうにその人はこう言ったのです。
「こんばんは。マイホームをお探しじゃないですか? 」
よりにもよって不動産の営業!
なんなんだ( ̄^ ̄)
やさぐれてる私は、塩対応です。
でも、扉は開けました笑。
ドアを開けると、そこには見るからに何もわかってなさそうな不慣れな不動産営業さんが立っていました。
とても若く、ついでに軽薄そうでした笑。
呼び込みのアルバイトか? 笑。
「近くに新築マンションが建ったんですけど、買いませんか? 」
その不動産屋さんは言いました。
私、バカにされてるのかな?
本気でそう思いました笑。
「欲しいは欲しいですけど、買えません」
ツンケンした態度で私は答えます。
つい最近この辺に建った新築マンションなんて、たった1つしかありません。
一番最初にひやかしに行った、あの無謀なマンション内覧の事でした。
あの時はまだ完成していなくてモデルルームを見させて貰いましたが、私が七転八倒してる間にとっくに完成していたわけなんですよね。。。。
「欲しいですか? それじゃ、とりあえず内覧してみませんか? 」
ホストみたいな不動産屋さんはパッと顔を綻ばせました。
いや、だからさぁ!
「うちは年収が低くてマンションなんて買えないんです。欲しくても買えません」
「でもせっかく欲しいと思うなら、お話だけでも、、、」
不動産屋さんは引き下がりません。
「行っても無駄ですよ。住宅ローンが通りません」
「いやいや、それはまだわからないのでとりあえず、、、」
「だから! うちは母子家庭なんです。無理に決まってます」
「でも母子家庭でも買われた方はいらっしゃいますよ。だから来るだけでも、、、」
しつこい! 笑。
大方新人教育の一貫か何かで、とりあえず誰でもいいから引っ張ってこいとでも言われているのだろうと思いました。
まぁ内覧自体は嫌いじゃないし、年収が低い、母子家庭だって言ってるのにそれでも見に来てくださいなんて言われる機会はまずない。
まして新築マンション!
頭を下げても見せて貰えない物件もあるんだから、相手が頭を下げてどうぞ見てくださいって言うものを断る理由も何もないんじゃないかな。
段々そんな気になってきました。
それに、そこがダメでもなんとかねじ込んでくれる物件をこの不動産会社なら持ってるかもしれない。
そのとっかかりを作る目的だっていいじゃないか。
とにかく万策は尽きているんだ。
見てと言われるのなら見てやろうじゃないか!
「そこまで言うなら後日伺います。でもホントにローン組める年収がないので無駄な仕事させちゃいますよ」
と返しました。
でもその不動産屋さんは全く気にした風でもなく、嬉しそうに頷いてくれました。
いつ伺うか、とか簡単なやり取りをした後に、不動産屋さんは意気揚々と帰っていきました。
全て戸口での立ち話。
こんなにすんなり、しかも大歓迎されての内覧など生まれて初めての経験でした。
まぁ、せいぜい冷やかしに行ってやろう。
落胆させる謂れはない、あっちがぜひぜひと言ってきたのだから、、、。
私はそんな気持ちでした。
続編を更新しました→(【シングルマザーのマンション購入記・19】新築マンションを内覧に行った日のお話)
最初から読む→(【シングルマザーのマンション購入記・1】年収がびっくりする程低いのに、「買おう! 」と決意した話)
力強いシングルママさんが沢山居ますよ^^ ↓