離婚しようと思っているんだけど、いくら位あったら生活していけるの?
たまにそういう相談を頂きます。
個人差も、地域差も、そして扶養する子供の数も大きく左右していくし、そういうのは正直一概には言えません。
でも指針のようなものがあると参考になるかな?
と思い、ちょっと考えてみました。
子供が公立小学校の小学生1人の場合です。
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生活費内訳 ~小学生~
まずざっくりとした費目を考えて見ましょう。
生きていく為に必要な費目は大体「家賃」「保険料」「光熱費」「食雑費」「通信費」の5つでしょうか。
実体験を元にして具体的な数字を入れていきますね。
家賃 7.5万
生命保険料 1.5万
通信費 1万
光熱費 1万
食雑費 3万
合計14万程度でした。
(もしも非正規雇用で社会保険料を自己負担する必要があれば、ここから更に3万程必要になりますので17万程度になります)
正直このプランではカツカツです。
まず食費を3万円に抑えると言う事は大人一人小学生1人でもなかなか難しい。
我慢が必要です。
それに貯金に回せないのは勿論、外食を楽しむ余裕どころかレジャー施設に遊びに連れて行ってやる事もままならず、自分の化粧品や洋服、美容院を楽しむゆとりもありません。
家計を1番圧迫するのは家賃です。
7万5千円も住居費にかかっていると贅沢していると思われるのかもしれませんが、この時借りていたアパートは駅から徒歩10分。
2DKのごく一般的なアパートでした。
地方に行けばもう少し安い物件があるかもしれませんが、都内ではこれが相場。
ファミリータイプの賃貸マンション等を借りようとすると、安くても12万程度してしまいます。
また民間住宅は更新の度に更新料がかかってしまうので、区営団地などを検討するのが一番良いかもしれません。
区営団地なら家賃は半分以下に抑えられます。
定期的に美容院に通ったり、子供を月に数回遊びに連れ出せる余裕も生まれます。
そしてシングルマザー世帯に絶対ついてまわるのが「保育料」。
小学校になると「保育」ではないかもしれませんが、学費は勿論かかってきます。
でも子供が未就学児の頃は私立幼稚園に通わせていたので、その頃に比べると遥かに子供のお金はかからなくなりました。
給食費で3千円~5千円(学年による)。
学用品費が月3千円程度。
学童保育料で6千円程度だったと思います。
ある一定水準を下回る母子家庭には、「就学援助」と言う名目で給食費分と学用品の半額程度を市区町村が負担してくれる制度があります。
学童保育料も減額されます。
ぜひご自分のお住まいの市区町村の制度を調べてみてくださいね。
そしてそんな生活の何よりの救いになるのが児童扶養手当。
シングルマザーになると児童扶養手当と言う福祉金の受給対象になる為(条件あり)、9,980円~42,290円/月(所得による) の手当てを頂く事が出来ます。
全額を貰う所得水準はかなり厳しく、手取り14万の給料があるとまず貰える範囲ではありません。
それに児童扶養手当は子供が大きくなるにつれなくなっていく福祉金ですから、それを含めて14万円の生活費と考えるより、まずは自力で14万円手に入れられるようになった上でのプラスアルファとして考えていくと良いと思います。
そんなわけで、実質14万程度を自分で稼ぐ事が出来れば、児童扶養手当と合わせてそれなりにつつましやかな毎日を送る事は出来る試算になります。
けれど、この水準は言うなれば「必要最低限」。
食材を買うお金がない、明日を生き抜けないかもしれないなんて言う事が多分ないと言う金額です。
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まとめ
何もわからない状態より少しは指針のようなものがあると良いかなと思い書いてみましたが、書いてて自分自身も結構世知辛いなと感じてしまいました・笑。
でも言えるのは、とにかく自活出来る様になる事。
金額が多い少ないだけに限らず、一人でしっかり生きていくぞ! と言う覚悟と環境を少しずつ整える事が出来たら良いなと思っています^^
力強いシングルマザーさんが沢山居ますよ^^ ↓
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