子供が小さい時は仕事や収入よりも家にいる時間が多い事を何より優先していました。
子供が寂しい想いをしないように。
子供と一緒にいる時間を大切にしたい。
その事を恥じるつもりは今も全くありません。
それで良かったと今も思って居ます。
でも。
そうやって子供と寄り添って生きていくうちに、無意識に自分にも甘えが出てきていたんだなと痛感する出来事があったので、今日はその話をしたいと思います。
私はいつの間にか、
「出来るだけ楽で、それでいて出来るだけ多くの収入を得るための何か」
というような夢物語を追い掛けて居たんだなと思いました。
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蹴りたい背中
最近、子供は「キャリアウーマン」に憧れています。
恐らくきっかけはTBSで秋に放映したドラマ、【義母と娘のブルース】だと思われます。
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学校で友達が話しているのが気になり、私の録画録(私はドラマを片っ端から録り貯めています)から引っ張り出してきて、
「私も観たい」
と言ってきました。
別に過激な内容でも暴力的なシーンもない普通(?)のホームコメディだったので、
「いいよ。じゃぁ一緒に観ようか」
と観始めたのです。
すると。
義母となったあきこさんの不器用ながらもひたむきで一生懸命な姿が胸を打ったらしい我が子。
有能キャリアウーマンの完璧さに憧れ、
「キャリアウーマンかっこいぃ!!! 」
と言うようになったのです。
正直、この言葉は私の耳にはとても痛かった><。
何故なら、「キャリアウーマン」の「キ」の字も今の私には持ち合わせていなかったからです。
仕事は楽な方がいい。
残業はない方がいい。
それでいて用事の度に何を言われる事もなく休め、片手間に子供の書類なんかが書けたらもっと良い。
私は仕事に対してそんな風に思っていました。
それは誰しも思う事でしょうし、それが悪いとは思っていません。
でも、気付けば私は「仕事」と言う位置付けが「やり甲斐」じゃなく「楽なこと」になっていたんですよね。。。。
そしてそのまま、長い長い月日を過ごしてしまったのです。
後半は、自分が怠惰故にいつまでもそう思っている事から目を逸らしてしまっていました。
ママはキャリアウーマンかっこいぃって思わない?
子供にそう言われた時、
「思わないよー。大変だもん」
と口を突いた私のかっこ悪さ。
自分で自分に失望しました。
私、こんなんだったっけ??
勿論私には愛する子供の健やかな成長を支える重責があります。
それをないがしろにしてまで必死に働く事を求めていない。
でも多分、今の私はその「子供の為」を遥かに超えて、
「自分が楽で簡単であること」
を求めているんじゃないかなと気付きました。
だって、子供は私が居ない事を寂しがりはしません。
早く帰って子供の顔が見たいのはどちらかと言えば私の方。
のらくらとテレビを観ながらごろごろし、休む事ばかりを考えて、仕事は責任があるものは引き受けたくないなと思っているんです。
そんな私の背中を見て、子供はどう思うんでしょうか?
きっと、憧れてくれるどころか蹴っ飛ばしたくなりますよね。。。。
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まとめ
私は結局、「子供の傍に居なくては」と言う観念からいつまでも抜け出せていなんだと思います。
それはきっと、自分がちゃんと頑張って働こうと思うより、「子供の為だから・・・」と言い訳してそこに留まり続けている方が楽だと思う部分があるんじゃないかなと思い至りました。
だって、子供はもうとっくに「ママと一緒に居たい」と思う時期が過ぎ去っています。
関係が良好で、困った時に話を聞いてあげる必要はありますが、始終べったりする必要はないんです。
何より「趣味=子供」となっている今の私は子供の足かせでしかない。
日々毎日を頑張って一生懸命生きている子供。
それに反して、自分を言い訳にいつまでものらくらと生きようとしている親。
せめて、お互い頑張りあって、その刺激を与え合えるような関係になりたいなと思います。
「ママはあなたの事も仕事の事も一生懸命頑張るよ」
せめてあきこさんの足元に及ぶ事が出来る位に、私も少しずつ頑張って生きたいなと思った出来事でした。
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Roroさん、こんばんは。
またお邪魔させていただきました。
今回も不思議なことにRoroさんの考えが自分の心を見透かされているような内容で、自身を見つめ直さなくてはと考えさせられました。
私も子どもを理由に楽な方へ考える習慣、言い訳グセがすっかりついてしまっていて…「私なりの親の背中を見せたい」とシングルになることを決意した当時の気持ちとは裏腹に、日々の生活に追われ消化しきれないことがある度に悲観的になってしまう我が背中を、子どもにみせてしまっているのが現状です。
自分には甘いのに子供どもにはいっちょ前に正論を諭す…その言葉に重みなんてあるわけもないのに。
この状況から抜け出す手段は見つかっていませんが、それでも明日はやってくるし我が子は日々成長していくし、沈んだ気持ちにリセットをかけて、爽やかに朝を迎えることだけは心がけているところです。
rundoraさんこんばんは(*^^*)
コメントありがとうございます☆
新しいことを始めたり、何かを頑張る為には物凄いエネルギーが必要ですよね。
なかなか一歩を踏み出せない上、「子供のため」と大義名分が整ってしまうと「このままでもいいんじゃないか」なんて甘い考えが浮かんできます。
私もそれに気付き、反省する次第です。
でも反省しても、なかなか一歩は踏み出せないんですけどね。。。
そういう風にジタバタもがきつつ、少しずつでも「このままじゃだめだ」って前に進んでいけたらそれで良いのかもしれないなとも思います。
お互い、子供と一緒に成長していけたら良いですね☆